正しいしつけは子犬の頃から始めましょう。早いうちからすればするほど確実に学ぶことができます。人間もそうですが、幼い頃から、いろいろな教育を受けるほうが何事ものみこみが早いですよね。これは、人間だけではなく、犬の世界でもそうなんです。特に、「噛みつく」という行為は、母犬や兄弟を通して身についた

ことです。普通であれば噛みつくことがよくないことだということを、母犬や兄弟犬が教えます。しかし小さい頃から母犬や兄弟犬と離されて飼われている場合は、

そういうことを学ぶことなく生活してしまうのです。だからこそ母犬と生活しない代わりに、飼い主がきちんと教えてあげる、つまり飼い主は、子犬の親代わりと

なって、正しい教育をしてあげなくては、いけないのです。子犬に対して正しい「しつけ」をすることは誰でもできます。幼い子犬は、何を言われても、何をされ

ても「遊んでもらえている」と逆に喜んでしまうときもあるのです。ではどうしたら「しつけ」をする事ができるのでしょうか。それはとっても簡単です。「子犬の

うちから、ほかの子犬とたくさん遊ばせること」です。犬同士のコミュニケーションがとても大切です。時には噛みつくこともあるでしょうが、子犬たちはお互いに

影響しあい、遊んでいるうちに自制することを学びます。特に子犬の場合は、攻撃よりもじゃれあうパターンのほうが多いので、あまりにも強く噛んでしまったとき

は「キャン」という声で痛みを感じています。これくらい噛むと相手は痛がるということを、遊びの中から経験によって学んでいくのです。仮に攻撃的な子犬が中に

一匹いて喧嘩になったとしても、周りの犬が制してくれます。遊びを通して他の犬と関わり合うことで、噛みつくことはよくないこと、だと学習していくのです。

トレーニングをするときのポイントについていくつかお話していきましょう。

トレーニングは生後4~6週くらいのごく幼いうちから始められます。噛みつけばケガをすることを子犬に教えましょう。厳しく「ダメ!」「痛い!」と言って、噛

んだら痛いことを伝えます。子犬は度を越して噛んでしまったことに気付き、自分がしたことについて考えるようになります。そうすれば、何をしたら「悪いことなのか」を学んでくれます。

噛まれた手はゆっくりとどけましょう。素早すぎると、さらなるダメージにつながる恐れがあります。また、素早くどけることで、犬が興奮してしまい、もっと強く噛んでくる場合もあります。そうならないように気を付けてください。

噛みつきをやめないようなら、声でのリアクションを繰り返しながら子犬をしばらく遠ざけます。すると子犬は、飼い主が自分のした事を快く思っていないことに気づくでしょう。

あまり大声で怒鳴ると、犬もびっくりしてしまいます。適度にそして、犬自身が自分の置かれている状況を把握できるようにしましょう。

厳しいしつけをしようと思っている方の中には「叩く」といった、手を出すような行為をする方もいますが、それは逆効果になります。床をスリッパでたたくなどして、あなたが怒っていることをしっかり伝えましょう。

たくさん噛めるおもちゃを与えましょう。まだ幼くて寂しいころには、おもちゃを与えるのもいいでしょう。ただし、これによって噛み癖がついてしまうこともあるので十分気を付けてください。

噛まずに良い子でいられた時には、ごほうびをあげましょう。与えすぎてもいけませんが、悪いことをしなければご褒美をもらえるのだと感じさせましょう。

噛みつきをやめさせるトレーニングをしている間は、一貫した態度をとりましょう。噛むことは許されない振る舞いであることを伝え続けます。

しつけ教室に子犬を参加させましょう。成長に応じて他の犬と互いに影響しあう機会が与えられて、人間やほかの犬とのかかわり方の限界についても学んでくれま

す。最近では、大きな公園で犬のコミュニケーションを高めるための集まりなどもあります。こういった場に積極的に参加するのもいいでしょう。

子犬が大きくなるにしたがって、たくさんの運動が必要になります。新鮮な空気を吸えるように、外で遊ばせる機会を作りましょう。

運動のスケジュールを作って日常に組み込めば活動に慣れて楽しむようになります。

子供は子犬と一緒に放置せずに安全な目の届くところに置きましょう。

犬に対して攻撃的にふるまうと、噛みつきをやめないという悪影響につながります。あまり攻撃的なことはせずに穏やかな気持ちでしつけにあたってください。