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ビリギャルという映画、小説が大ヒットしたことがあります。
※正式な名称は、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』

最近では、塾講師の坪田先生とビリギャルだった小林さやかさん(現在コロンビア大学院留学中)が、顔出しでユーチューブをやっていて、二人のトークが超面白いです。

ああ実話だったんだなー、ってことがよーくわかって、坪田信貴先生、小林さやかさんの聡明さがよーくわかるユーチューブチャンネルです。

さてさて、ユーチューブの影響で、坪田先生の著書を読んでみました。

『どんな人でも頭が良くなる世界に一つだけの勉強法』(坪田信貴/著 PHP研究所 2018)

かつてSMAPが「世界に一つだけの花」という曲を大ヒットさせました。
※本のタイトルもこの名曲にちなんでいる

教科書に載るくらい有名になりました。

あの曲の歌詞を刷り込まれると、勘違いしてしまうと坪田先生はいいます。

人は「もともと特別なオンリーワン」ではない。「これから、成長した先に」オンリーワンになっていく。

人間は種ではなく土。
・種=課題(学校の教科、学ぶべきスキル)
・方法(いかに習得し、収穫を得るかという手立て)

学校の教育方針=とりあえず全員に稲を植えようぜ。
ゆえに、稲が育ちやすい土壌の生徒は優秀認定されるのです。

トマト、ナシ、カボチャなどが育ちやすい土壌を持っているけど、稲が育ちにくい土壌の子はダメ生徒とされてしまうのです。

つまり「稲を植えたけど、実らなくてダメ認定」。

稲がダメならトマト、ナシ、カボチャを植えてみろ。

家畜を育てたって、建物を建てて販売したっていい。

「成果が出る勉強法」という種を見つけたいのなら、いろいろな方法にチャレンジしてみて、本当に自分という土壌に適したものを見つけ出さなければなりません。

大切なのは、自分だけの「世界に1つだけの勉強法」を自分で探しだすことなんだ。

と坪田信貴先生はいうのです。

なるほどねー、と思いました。

ビリギャルの映画、小説を改めて読むとわかりますが、坪田先生って、黒板を使って授業をやる先生ではなくて、生徒と一緒に走るコーチ、伴走者なんですよね。

まだ、自分なりに消化ができていないんですけど、教育について考えさせられるいい本だったと思います。

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