タイトルに挙げたことをダラダラと書いてみる。
YOUTUBEとかでちょっと前から話題になっている「飲食店テロ」的動画。
最初に上がったのは先月だったと思うわけだけど、
その後、似たような動画が次々とアップされる事態になっているわけですが、
なんとなく動機がわからないので、色々と考察してみようと思った次第でございます。
時事系ユーチューバーとかはこぞって「許せない」とか「どうして」みたいな動画をアップするし
TVのワイドショーやニュースでも取り上げられているわけですが、
それでも、あとを立たずに次々と似たようなものを上げる人が現れてくる状態となっています。
上げている本人ではないので、意図は推して知るべしといったところですが
最近の世間の動向と踏まえて考えてみたいと思います。
まず、前提として今の動画やニュースの配信の状態を考えると
1.TVは観ていない世代が増えている
若い世代の一人暮らしなどではTVすら持っていない人もいるし
家に帰ってもTVを見る習慣が無い人が増えてきている
2.YOUTUBEやTikTokは見たいものが優先されるため、見たくないものは見なくても済む
おすすめもAIの進化か、自分の興味あるものばかり表示されるため、見たくないものを知る機会が少ない。
3.社会的に駄目なものを目にする機会が減っている
BPOやコンプライアンスのおかげで、TVも動画配信も「やばい」物は排除されている状態になっている
ではないかと思う。(もちろん異論はあるとおもいますが)
これらを総合し、実際にテロ的な動画を上げている人たちの心理を考えると
「見たことのないことをして目立ちたい」
という欲求が比較的ハードルが低く叶えられる状態になっているように感じます。
TVの良いところは「ザッピングで見たくない情報も観ることがある」というところだと思います。
新聞もそんな一面があるんですが、ざっと流していたりするとニュースでもバラエティでも
自分の知らない分野のことや興味がないことでも耳にしたり目にしたりする機会が生まれます。
YOUTUBEの困ったところは「自分の都合の悪いコンテンツは飛ばせる」ことだと思います。
わざわざ他人の炎上動画は見たくなければ見なくてもいい状態になるわけです。
で、世間の目が厳しくなったことで、暴力的だったりエロだったりの
ちょっと過激なコンテンツが画面から消えて目にする機会が減ったことで
想像できなくなっているように思います。
そうすると、
・なんか回転寿司とかでなんかやってる動画がバズってる(実際は炎上している)
・バズってる内容はめんどくさいから見ない(わざわざ嫌な気持ちになりたくない)
・今まで駄目だなんて言われたこと無いなぁ(教育の賜物??)
・自分もやってみたら目立つかな
みたいな流れになるんじゃないかなぁと思ってしまうわけです。
「湯呑を舐め回す行為を駄目なことだと認知する理由をどこで知るか」
という命題があったとすると、答えをしっかり出せるだろうか?と考えてしまいます。
「社会通念上」と言う人もいると思いますが、その「社会通念」は「どこ」で「だれ」が教えてくれたのか
思い出してみてほしいわけです。
明確な答えは自分自身無かったりするので、偉そうに言えないんですが、
親や友達といった周りの社会から学んでいったと考えています。
また、TVなどのバラエティで芸人さんが気持ち悪く湯呑を舐めているのを見て
その周りの共演者が気持ち悪いリアクションをするのを見て
「駄目なことなんだ」と認識した部分もあるように思っています。
ただ、最近の動画コンテンツからはそんな「駄目なこと」が映るのは
問題になった動画を流す「ニュース」のみで「笑い」や「教育」の場面では見る機会がなくなっている気がします。
心理学的に「想像と現実の区別は脳内では無い」ことを考えると
目にしていない駄目なことは駄目と認識されていないのでは無いかと仮説がたつわけです。
そうすると似たような動画を上げる残念な方々が増えてくるのではないかなぁと。
問題になっている動画は何だかんだ言って10本あるかないかだと思っています。
人口比率的に行っても1000万分の1以下なわけです。
そう考えると
「TVを見ない」かつ「エゴサで不都合なものを見ない」かつ「それが悪いことと認識していない」
の3つを兼ね備えた人は確率的にも居てもおかしくないなぁなるわけです。
今後のことを考えるとその確率の低い方々のために対策を立てることって
難しいなぁと思ってしまいます。
自分は「しないし、しようとも思っていないこと」を対策するのは難しいです。
そのためにも機会があれば「やらかした人」の心理を直接聞いてみたいものです。