5日目。今日は目いっぱいロヴィニ観光。朝食を取りロヴィニ散策、大きい町ではないのでこれといった観光スポットはないのだが、ただ歩くだけで本当に素晴らしい…。次にどんな路地が現れるのか、どんな風景が待っているのか、歩くごとに楽しくなってくる。車が旧市街中心部には入れないので安心して散策できるのもよい。



 

少し散策した後は町の中心部の高台にある聖エウフェミア教会へ向かった。聖エウフェミアは、コンスタンチノープル付近で処刑されたキリスト教徒で、 後に石棺に納められコンスタンチノープルの教会に安置されたが、ある嵐の夜に彼女の亡骸を収めた石棺は忽然と姿を消し、ロヴィニの沖に船に載せられて現れたそう。その石棺がこの教会に収められ、それ以降エウフェミア教会と呼ばれるようになったという。この教会は鐘楼にも上れるのだが、この鐘楼の階段が木製で、いい感じに年季が入っていて階段というよりははしごみたいな感じ。上る時はそうでもなかったが、下りる時は階段の間から下が丸見えで、人によってはかなり怖いのでは…?幸い息子君も怖がらずに上れた。鐘楼からはロヴィニの町が一望でき、オレンジ色の屋根と美しいアドリア海との共演がとても美しかった!




 

その後は港方面に向かい1時間のグラスボートを兼ねたクルージングに参加した(一人€10)。グラスボートから魚はあまり発見されなかったが、海はきれいだし遠目からのロヴィニの町のフォルムは美しいし、なかなか満足のいくクルージングだった。息子君は船の運転などもちょこっと体験させてもらったりと子供にも優しいエクスカージョンだった。




 

陸に戻りランチタイム。ロヴィニ周辺はトリュフの産地でもあるので、ロヴィニではトリュフを使った料理を食べてみたいと思っていた。ということでSegutraという店でランチ。ここは細い路地にある店だがトリュフのパスタがあったのでここに決めた。スカンピのグリルやトリュフのパスタを注文した。トリュフのパスタはトリュフが惜しげもなく使われていて、その香りを堪能しながら非常に満足度の高いランチとなった。他の料理もとても美味しかった!ロヴィニ、町だけでなく食もいいぞ!

 



ランチ後は一端ホテルに戻り、息子君と海水浴に向かった。ロヴィニは海に囲まれた町で砂浜はないが海水浴ができ、海辺を歩くと町中を水着で闊歩しているヨーロピアンツーリストが結構いる。水はとてもきれいなので息子君も楽しめると思ったら、意外に波が強く徐々に息子君がビビってきたので、磯場でカニ探索へと変更した。

 



その後は、家族で町の徘徊を再び行い、ディナーは海辺のグリルレストランで。ツーリスト向けの店だったので雰囲気重視で味は期待していなかったが、やはり…。ロヴィニで食を楽しむには路地にある小さなレストランで食べるのがオススメだと思う!(海沿いの店は雰囲気は最高なのだが…)




 

ディナーの後は家族をホテルに戻し、一人再徘徊。夜のロヴィニの町は昼とは趣を変え、つるつるした石畳が街灯に映えまた美しい…。路上でコンサートなども行われていて歩くだけではなく楽しむことができた。



 

夜徘徊を終え、ホテルに戻りフロントに明日の朝早い便でベネチアに戻るので朝食を準備してもらうことにして、本日の観光は終了。