4日目。今日は夕方からクロアチアのロヴィニ行きの船に乗るためゆっくりと行動。個人的今回の旅のメインとして訪れるロヴィニは、クロアチアのイストラ半島西部のアドリア海に突き出した港町で、ベネチア共和国に支配されていた時代が長く、その名残を残している。空から見ると町全体が海に張り出したように見え、陸からでも遠目にモンサンミッシェルのような街の姿が見える。(モンサンミッシェル行ったことないけど…)




 

まずはサンマルコ広場鐘楼に上りにサンマルコ広場まで水上バスで。今回は水上バス7日券を買ったのだが、思ったより使う頻度が多く、高くても買っておいて損はなかった。鐘楼は地盤沈下による再建建物で、前回ベネチア訪問時には上ってなかったので今回が初展望。15くらい待って上れたが、戻ってきたときには結構混んでいたので早めの訪問がおススメ。鐘楼の上からはベネチアの町並みが一望できる。この規模の町を海上に造ったことは、この鐘楼に上ると改めてすごいことだと感じる。また、サンマルコ大聖堂のドーム屋根が町並みのアクセントとなって、一層独特の景観としてのベネチアが際立っている。目立ちはしないが斜めになっている塔も見られ、これも地盤沈下の影響なのだろうか?



 

鐘楼に満足して、今度はゴンドラに乗ろうとしたが目的の場所からは予約がないと乗れないといわれテンションダウン。再びベネチアの町をジェラート休憩などいれながら徘徊する。その後、乗れそうなゴンドラ乗り場を見つけたのでそこから乗ることにした。ゴンドラに乗ろうと待っていると、横にいた白人女性から声を掛けられた。その女性は一人旅でゴンドラを自分たちとシェアして乗りたいとのこと。ゴンドラの乗船料が安くなるので我々にとってもラッキー、一緒に乗ることにした。彼女はスペイン出身で現在はオランダに住んでいるとのこと、妹は東京で働いているらしい。早速、ゴンドラ乗船初体験。前回学生時代に訪問した時はゴンドラなんて高くて手が出せなかったが、実際乗ってみると歩きでは通れない細い運河内部に入っていって、人々の雑音もなくゴンドリエーレが漕ぐオールの音だけで、とても趣があって良かった。息子君もゴンドラについては楽しそうだった!




 

ゴンドラ乗船後は、近くの行きたかったレストランでランチ。趣のある路地の一角にありとてもいい感じ。料理もどれも美味しくベネチアにきて一番満足のいくランチとなった!



 

そんなこんなでそろそろ時間もいい感じなので、一端ホテルに戻り大きな荷物はホテルに二日間預かってもらい、クロアチアのロヴィニに向かうためフェリーターミナルへ。ロヴィニは日本ではあまり馴染みがなくガイドにもあまり記載がないので、どこのターミナルから出発するのか?などの情報は全て海外のサイトからの情報を得ていた。水上バス2番線に乗りS.BASILLIOという停留所で降り、その隣にあるターミナルへ向かった。ターミナル近くにはスーパーが1件あるので、そこで食料など調達しておくとよいかもしれない(船内でも軽食などは調達できる)。ターミナルを入るとぽつんと左側にチェックインカウンターがあるので、そこでチェックインを行う。その際バーコードの書かれた乗船チケットを渡されチェックイン完了。ロヴィニへはVENETIAN LINESADRIATIC LINES2社が運航しているが乗船時間も料金もADRIATIC LINESの方が勝っているのでそっちをオススメする。その後イミグレが始まりいざ乗船。今回乗った船はあまり見たことのない船体でちょっと日本の新幹線に通ずる姿をしていた。

 定刻通り出発したが、高速船なのに非常に遅い。後でわかったのだがベネチアのラグーナ内は低速運航で、ラグーナを出るとスピードを上げるスタイルだった。ラグーナを出てスピードが出てきても揺れも非常に少ないので、船に弱い人も安心だと思う。3時間弱でロヴィニへ到着。左側の席の方が窓からロヴィニの町が見れるのでオススメ!



 

早速下船して、立ちながらの簡易なイミグレを受け入国。ちょうど夕暮れ時で素晴らしい風景が目に入ってきた。フェリーターミナル近くにATMがあるので、クーナに両替をしてホテルに向かった。息子君と母は夕飯はいらないというので、嫁と二人で海沿いのレストランで夕飯を食べた。雰囲気抜群!




 

その後は海沿いの町並みをふらふらと歩いたのだが、賑やかで洒落た店ばかり。海沿いのバーなども本当にいい雰囲気だった!