
北米で昨春、ペットフードを食べた猫や犬が相次いで死亡し中国製品への不安が高まった事件
米ミズーリ州カンザスシティーの連邦大陪審は、原材料の製造・輸出に
かかわった中国企業2社と米国の食品商社、各社の経営者らを違法な添加
物を使用した製品を輸入・流通させた罪などで起訴したそうです。
米司法当局によると、起訴された中国企業は、ペットフードの原材料
小麦グルテンに、品質をよく見せるためプラスチック原料「メラミン」
を添加して製造・輸出した企業と、輸出を仲介したの企業は輸出の際に
申告を偽り、当局の検疫を忌避していたという。
同時に起訴された米国の食品商社は輸入した原材料を北米各地のペットフード製造業者に販売し、被害の拡大を招いた事件です。
●ブランド志向を見直そう
昨年の米国ペットフード回収事件では有名な銘柄が目立ちました。
獣医師たちが薦めている「安全、健康」などと言っている銘柄も
そのようなブランド名の表示があれば「高級、おいしい、安全」と判断し、
危険に気付かないまま愛犬に与えているという事態が起こっていました。
ブランドを鵜呑みにせず、自分で判断できるようにしたいものです。
●過剰な効果をうたうキャッチフレーズに惑わされないようにしよう。
「オーガニック」「犬種○○用フード」など実証されたデータがないのに、過剰なうたい文句を並べている商品について、冷静に情報を収集し判断することが大切です。




