この訓練は愛犬を権勢症候群(アルファシンドローム)、リーダーにしない為にも有効な訓練です。
愛犬は「自分がリーダーである」「リーダーになりたい」と考えると、飼い主を引っ張って自分勝手に歩こうとします。
飼い主がその行動を容認すると、愛犬は自分が偉いと思うようになります。
これが原因となり権勢症候群の症状の出る恐れがあります。

■訓練方法(初期段階)
・愛犬をあなたの左側に座らせます
・左手でリードを首輪から30~40cmの位置で握り、右手であまったリードを束ねて持ちます。
・左足から歩き始めます。
・愛犬が前に出たらリードにたるみがある内に「あと」あるいは「つけ」と声を掛け引き戻します。
(リードが張ってしまうとチョークカラーが締まった状態になるので、ショックが愛犬に伝わらず効果がありません。この場合は少しリードにたるみを作ってから引きます。)
・リードを後ろに引くようにして90度に曲がります。
・次に右に90度に曲がってリードを引いて愛犬を左足につけます。
・少しでも、上手く歩けたら褒めてあげます。

■訓練方法(第二段階)
・愛犬をあなたの左側に座らせます。
・左手でリードを首輪から30~40cmの位置で握り、右手であまったリードを束ねて持ちます。
・左足から歩き始めます。
・愛犬が前に出たら反対方向に歩きます。
・愛犬が横を通り過ぎようとしたら「あと」「つけ」などと声を掛け、あなたの左ももをたたいて合図をします。
・上手く歩けたら褒めてあげます。
・愛犬が前に出る度に反対方向へと歩いたり、駆け足をします。
・そうすると、愛犬は自分が前に出ると飼い主は反対方向へ行くと学習し、前に出なくなります。

■訓練方法(第三段階)
・犬をあなたの左側に座らせます。
・左手でリードを首輪から30~40cmの位置で握り、右手であまったリードを束ねて持ちます。
・犬の名前を呼び「あと」「つけ」などと指示をしながら左足で誘導するように歩きだします。
・少しでも犬が正しく歩けたら褒めてあげます。
・リードで引き戻すことなく20歩程上手く歩けるようになったら、フードやおやつを使って右へ曲がるよう誘導します。
・手をリードから首輪へ移動させ、左足で誘導しながら左へ曲がります。
・これで回れ右ができるはずです。
・愛犬の名前を呼び、フードやおやつで「あと」「つけ」などと指示をして一周まわります。

■訓練方法(第四段階)
・ある程度訓練が進んだらリードを持った右手を愛犬に見えないよう背にまわします。
・愛犬が前に出たらリードを引いて制止し、上手に歩けたら褒めます。(この時撫でる場合は左手で)
・次にリードを細く軽いものに替えて同じ訓練を行います。
・ここまで済んだら、リードを持たず愛犬に引きずらせたまま練習します。
・リードをつけて脚側行進が出来るようになったら、リードなしで訓練をします。

犬幼稚園 BuddyDogはきっとあなたと愛犬の間に新しい発見と更なる楽しみをもたらしてくれるはずです。

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