日本で生活していると必ず耳にする、デフレ。

新興国ではインフレが問題になっても、デフレを叫ばれることは、まずありませんね。


じゃ、デフレって何なんでしょう?

そりゃ、お金の価値が上がって、モノの価値が下がることだ。と、言ってしまえばそれまでですが。


ちょっと思いつきですが、気が向いたときにこんな当たり前のことを考えてみたいなぁ、と思います。

ま、見る人が見たら、何を当たり前のことを、とか、馬鹿なことを、とお思いでしょうから、サクッと読み飛ばしてくださいませ。



で、デフレ。

モノの値段が下がり持ってるお金の価値が上がるんだから、very happyアップ 、でもないんです。


確かに牛丼一杯とってみても、一昔前なら並盛400円だったものが、いまや280円。

これだけ見ると、物価は30%も下がり、昔300円しかなくて牛丼食べられなかった人も、いまなら堂々食べられます。

たとえば、ユニクロ。最近だとジーパンの価格破壊が有名ですよね。(正確にはg.u.ですが)

また、たとえば、メガネ。これも一昔前なら一式20,000円はくだらなかったところを、今じゃ5000~6000円ってとこですか。


これ、みーんな消費者にはうれしい話ですが、売る側から見たその取りそこなった部分(値下げ部分)はいずこへ?

まず、元々の儲け幅が縮小します。まあ、ユニクロのように始めから低価格前提の場合、若干違いますが。


次に業種によって異なりますが、全部製造コスト、仕入れコストにしわ寄せが行くことになります。

その多くの場合、人件費の高い日本を避け、海外での調達、製造にシフトしていくのです。

牛肉は米国が強行に輸入解禁を迫って以来。

洋服やメガネなどは人件費の安い中国へ。


当然、これまで日本国内で製造していた人たちは仕事が激減します。

労働力は余り、働きたい人と、雇いたい企業のバランスが崩れます。

それでも、仕事をしなくてはいけないので、パートなり、派遣なり非常勤に近い形での雇用が増えます。

当然、所得、社会保障を含め雇用環境は悪化していきます。


つまり、絶対的な仕事量が増えない中で、労働力が減らないので、みんなでシェアすると収入が減ってしまうわけです。


そして、月給が40万円だった人が、28万円に。

言い換えれば、給料で牛丼1000杯食べれた人が、やっぱり1000杯に。


と、まあ経済規模が縮小していくだけで、あんまり得してる人はいないわけですね。


ちょっと乱暴な結びになりますが、この現況は日本の低成長(無成長?)にあると思っています。

なぜ、成長しないか?


人が増えないからです。鶏が先か卵が先かになりますが、人口成長のない国の消費拡大には限界があります。人が贅沢になるには限度があるのです。これが、バブルの頃ですが。


先進国として日々の生活水準に危機感や不満が減ると、一時的に一人当たりの消費が増え、贅沢度は高まりますが、それだけです。最後は実態を伴わない需要がバブルとなって膨らみ、やがて弾けます。


デフレスパイラルに入ってしまった現在、消費の拡大や人口の回復をすぐに望むのはとても難しいことです。

そもそも景気が悪いのに子供を何人も持とうと思う人たちは少ないでしょう。


でも、なにか手を打たないと本当に手遅れになります。皆さんの職場での人口動態を見ても、おそらくは逆ピラミッド状態ではないですか?老後の年金は、正にこのピラミッドの上部を、すぼんだ下部が支えなくてはいけないのです。


今、政治は袋小路で活路が見出せてません。次の参議院選に向けた政局ばかりが注目されますが、誰でもいいので、少子化問題を最優先事項に取り組んでもらいたいと、切に願う僕でした。