オリンピックの興奮がまだ残る中、ひっそりとなでしこジャパンが国際大会に参加している。ここ数年は定番のAlgarve Cup。以前はアメリカ、ドイツ、フランスといった強豪国も参加していたが、彼女たちはShe Believes Cupに参加するためここには出ない。
カナダWorld Cupの時には4位だったFIFAランキングがじりっじりっと下がって、今や9位。この時期にこのランキングだと、シード国になれない。予選リーグで強豪国と当たって決勝リーグに進める確率が下がってしまうので、もうここからはなりふり構わず勝ちにいかなければいけない、と私は思うのだけれども。
高倉監督は就任以来、いろんな選手を試してきたが、ここ半年くらい核になる選手は定まってきた印象がある。熊谷、鮫島、阪口、長谷川、中島、横山、田中、岩淵あたり。GKは池田が少しリードしているけれど、どうだろうか。
オランダは昨年Euroで優勝して勢いのあるチームだ。なでしことはここ数年何回か試合をしていてまあまあ互角の戦い。
今日のスターティングイレブンはというと。
池田
有吉 三宅 市瀬 鮫島
阪口 隅田
中島 長谷川
櫨 田中
ふーん、隅田が出るのかあ、宇津木じゃないのか、とか、横山と岩淵出ないの?とかよりも、まず、熊谷は???というのが気になる。ベンチにはいるらしいけれど、体調不良とかなんとか。
うーん、不吉な予感。ネットであまり鮮明ではない映像だったけれど、テキスト速報と合わせてみていたが、もう最初の10分で勝負ありだったな、今日は。
4分ほどで失点。これは市瀬が振り切られたもの。2点目もCBが振り切られ、中にクロス入れられてあっさりシュート。3点目・・・はなんだっけ。4点目はGKが相手にパスして、さっくりシュート打たれるという。もうこの辺で映像見るのやめてしまったんだけれど、最終的には2-6という悲惨なスコアだった。
6失点ってあったっけ?と思ったら、2006年以来だそうだ。
熊谷いないだけでこんなに守備陣ボロボロになるのか、と愕然。というか、カナダのWorld Cup以降、とにかく失点が多いのがいや。強いときのなでしこは粘り強い守備が売りだったのになあ。あの頃の守備だって、ずば抜けて身体能力が高かったわけではないと思う。ただ、バランスがとってもよかった。読みが鋭く、体を張って守備をする岩清水と、対人に強い熊谷がCB。両SBはともに俊足の近賀と鮫島。・・・ま、2人とも対人はあんまり強い印象ないんだけど、その辺は川澄なり阪口、澤が必ず助けに行くので補えていたと思う。
後でハイライト見たら、オランダのほうがかつてのなでしこのようなボール運びをしていた。少ないタッチ数でどんどんまわしていって、守備の的を絞らせない。
後半の攻撃は悪くはないと思うんだけれど、もう最初の10分で勝負ついたようなものなので向こうは後半は手抜きというか主力を下げて温存に入っていた。
高倉監督は何がしたいんだろう?もうすぐ指揮を執って2年になる。その間、前佐々木監督とは異なる視点で新しい選手を試してきたが、正直言って固定した選手は数えるほどだ。今、スターティングイレブンに入るのはほぼ佐々木監督時代にも選ばれていた面々。
やっぱり体の強い選手が必要だ。永里も、まだ現役なんだし、もう一度呼べばいいのに・・・と思った。FWは枚数足りているので、阪口と組むとかどう??
もしこれで負け越すようなことになったら監督の進退も考えざるを得ないかなあ。アジアカップまで時間が無いから、今すぐ交代できないけれども。
ちなみに、監督が変わったばかりのカナダもスウェーデンに負けた。去年は準優勝だったのに。去年無敵だったオーストラリアはノルウェーに辛勝。なんだかヨーロッパのチームが全体的に力を伸ばしている印象がある。