中村です。
のび太ではなく中村です。
昨日はとても嬉しいことがありました。
長年ブッディを愛してくださり、いつも楽しいお話をさせていただいているお客様がおります。
今日はその方とのお話。
その方は昔からブッディというお店を好きになってくれて来てくれており、毎回特に担当者の指名はなく、俗に言う担当者フリーのお客様でした。
ブッディでは指名のないお客様は、その時入らせていただけるスタイリストが責任を持って担当させていただいております。
僕もそのお客様には過去にたくさんの回数を入らせていただいております。
昨日、そのお客様が僕を指名して来店してくださいました。
本当に嬉しく、予約が入った時には正直ビックリしました。
数ある店舗、美容師の中で選んでいただけるということはすごく特別で、美容師としての最高の喜びです。
今回もいつもの様に責任を持って担当させていただきました。
僕はすごく気になることがありました。
「なぜ僕を指名してくださったのか」
美容師をしていると、絶対に通る悔しい事として、離客というものがあります。
今まで来てくださっていたお客様が来なくなる事です。
お客様の情報はお店で管理していますから、どれくらい来ていないかなどは分かります。
来店されなくなった理由にはスタイルが気に入らなかったり、それ以外の部分で満足できない部分があったりと、多々あると思います。
それは僕たちの力不足であり、ご満足いただける様な施術ができなかったという事で、本当に申し訳なく、自分としても凄く心残りになる部分です。
そして、来店されなくなった明確な理由を見つける事が出来ないのです。
「もしかしたらあのスタイルが…」とか「あの一言が…」など考えうる部分を後から考えるのですが、来なくなった本当の理由はお客様にしかわかりません。
その場でグッと我慢して、お帰りになるのを考えると心が痛くて、本当に申し訳ない気持ちになります。
自分自身もそれを感じていた中で、今回の出来事があり、とても嬉しかったと同時になぜ選んでいただけたのかを知る事ができたら、もっとたくさんの方を幸せにする事ができると思いました。
長年来てくださっているお客様でしたし、とても優しくしてくださる方でしたので、その思いを伝え伺いました。
「なぜ僕を選んでくれたのですか?」と。
お客様の要望もありますので、詳しい事は伏せるのですが、本当に嬉しいお言葉をいただきました。
自分がやっている事、これからやっていくべき事への道標になる言葉をいただきました。
僕が思うのは、全ては感謝から始まるのだと思います。
自分の印象を決める上で1番に大事になってくる髪を任せていただけるという事、数ある美容師の中から選んでいただけるという事、その環境を作ってくれる会社や店舗の歴史、それを全力でサポートしてくれるスタッフたちがいる事。
すべての事に感謝をして初めて自分というものが表現できるという事。
それを感じさせられる出来事となりました。
まだまだ、未熟な自分ではありますが、こういった出来事をこれからも体験できる様、日々を過ごしていきます。
ありがとうございました。