窓の向こうに広がる世界





あの頃から変わらないようだが





よく見ると





少しずつ変化を感じる。





これが時の流れというものなのだろうか





時代は変わった





あの頃は





窓の向こうの世界に希望を馳せていた。





だがそんな理想郷は存在しなかった。





自分に残されたのは





"現実"だけだ





もう10日になる





私は逃げ続けてきた





やるべきことはわかってる





立ち向かわなくては





机に向かおう




















なんだ





何かがおかしい





体が思うように動かない、





机に向かおうとしているのに





体がベッドへと急旋回している





体が震える





本能が危険だと伝えたがっている





どこかから声が聞こえる





闇の声が





闇『いい加減諦めろ、何度言えばわかるんだ。お前がこれ以上苦しむ必要は無いんだ。』





相対するように、





光の声が聞こえる





光『ここは終わりでは無い。わかっているはずだ。立ち止まるな。』





わかっている。





今、学びの姿勢を怠れば全てが崩れる





終わりが訪れるのは一瞬だ





川の石が





川の流れに逆らえないように





抗えず、ただ消える





ここでは終われない。





ただ恐怖が





前へ進む邪魔をする。





闇の声が強くなる。





闇『お前はそこまでして知恵を求めるのか?





その昔、人類は知恵ではなく





本能で動いていた





そこには人間の優劣もなく





ただ生きるという道だけがあった。





しかしそこから時は流れ





人間は知恵を持ち





法と秩序





哲学と思考を生み出した。





その結果がこれだ





人は常に優劣に怯え





知恵をもってして人の上に立とうとする。





お前がこれ以上知恵を求めても





その先にあるのは荒野の世界





続く競争に否応なく巻き込まれる





お前はそんなものを求めているのか?』














確かに自分は





そんなものを追い求めて





こんなに苦しんでいるのか





こんなに悩んでいても






終わりは無いのか?






…もう諦めるべきなのか



















光『いや、違う





確かに人間は





知恵をもって苦しんでいる。





ただその苦しみから逃れる術もまた





知恵から生まれる。





暗闇で苦しんでいるのなら





知恵をもって光を灯すんだ。





孤独に苦しんでいるのなら





知恵をもって人と絆をつくるんだ。





確かに人間は知恵によって苦しんできた。





しかし





人間は苦しみを乗り越え、進化する。





より良い道を見つける。





知恵はその為に存在するんだ。』







そうだ、





まだ諦めるわけにはいかない





ここで立ち止まる訳にはいかない!



















というブログを書いている





レポート提出2時間前の





TAKUYAです。





助けてくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい。