『世界一受けたい授業 10』
実は、最近……
日本ミツバチが流行ってるのは。
ちょっとした理由があるんです。
じつは、
明治に入るまでは、
一部の農家だけが。
日本ミツバチの養蜂を、
してたらしいんですね。
でね、
『らしい』というのは、
それまでの農人って。
読み書きが出来なかったので、
文献がのこってないからなんだよね。
でも、
明治時代になって、
日本に西洋の文化が入ってきて。
西洋ミツバチも、
家畜として入ってきたとき。
これが、
日本ミツバチよりも、
三倍~五倍も蜜が取れるもんだから。
一気に日本ミツバチはすたれて、
西洋ミツバチの養蜂が広まったんです。
それで、
「ようやくエライお侍さんが、
文章にのこしたのは、
西洋の養蜂技術が多かったんだな。」
しかし、
近年になって西洋ミツバチが失踪したり、
大量に死んだりするのが。
農薬が原因だったことが分かって、
これでは植物が絶滅してしまう。
ということで、
今まで放置していた、
在来種の日本ミツバチに。
”一気に白羽の矢があたったんです!”
なぜかというと、
外来種の西洋ミツバチは、
人が完全飼育制にしないと。
「日本では生きては行けないんだよね。」
ので、逃げ出した西洋ミツバチが、
野生にかえったりしなんです。
それに、
日本のダニやオオスズメバチにも、
対応できず結構やられちゃうし。
やっぱ外来種だからなのか、
ちょっと狂暴で気性があらいんだよね。
そこで登場するのが、
性格は温厚なひとなっこい、
在来種の日本ミツバチ。
オオスズメバチも、
みんなで力をあわせて撃退しちゃうし。
やはり、
ニンゲンの体とぼくたちが暮らす土地とは、
切っても切れない一体の関係があってね。
その土地のハチミツを食べ、
生活するのがよいことが見直されてきたよね。
つまり、
ぼくは西洋ミツバチの商業化という、
物質的な豊かさだけの追及がおわり。
日本ミツバチの養蜂という、
精神的な豊かさも大切だよね。
という、
自然もニンゲンも取りのこさない、
経済・社会・環境のしくみを。
政府も企業も大衆も真剣にかんがえる、
そんな時代に入ったのではないでしょうか。
それでは、
移住して自給自足の田舎くらしで、健康生活。
自然農法で転職、起業でパッピネス。
いつもありがとうございます。
感謝しています。
Ebisu Plantation © The secret to living is giving /It is not what we get. But who we become, what we contribute… that gives meaning to our lives.