注文の多い料理店 | ブッダの耳たぶ
コジちゃんと、ゆみっこの提案で
荻窪の「なごみの湯、湯~とぴあ」に行ってきた
いろんなお風呂、サウナ、岩盤浴などがある

着くとさっそく人間ドックのような服に着替える
もう自分を偽る物など何もなく、身を守るものといえばタオルくらいだ
ちょっと囚われの身になった気分
今日は、囚人番号 1152番だ

ブッダの耳たぶ

裸のおねえさんや、おばあさんが、普通に目の前を横切る
おお、すげえ、なんだこの文化は…
浮世絵の世界がここにある
この年になるまで、こんなにお風呂が好きな人が
世の中に多いということを知らなかった
子供のころはお風呂に入るのがめんどくさすぎて
ガソスタの洗車のように人間を洗浄してくれる機械をつくってよ
ドラえも~ん、と願っていた

コジちんとりーこが、お風呂に入る準備を整え「じゃあ、先、行くね~」と
どこかスキップのようにもみえる走りでお風呂に向かってしまった
私も急いでお風呂にむかう

おそるおそる湯ぶねにつかってみる
全然リラックスできない
異空間に、心臓がバクバクする
落ち着かず、いくつもある湯ぶねを次から次へとはしごする

そして、人生初のサウナにも入った
入ったとたん、目の前にいたおばあちゃんが私をにらみつけられた
一見さんお断りだよっ、と言わんばかりである
壁に貼付けてあるサウナの入り方をじっと朗読する
息をゆっくりしましょうと書いてある、あ! 私、息してない
尋常じゃない湿度と熱さにびっくりして無意識に息を止めていた

なんだか、ちがった意味での疲労感いっぱいで風呂からあがり、
食事処へとむかう
りーこがビールが飲みたいと連呼する
ビール、ビール、ビール、ビールっ
みんな人間ドックのような洋服のままでレストランでご飯を食べている様子は
異様で、大ウケだった
とはいえ私も人間ドッグルック

そしてまたも人生初の岩盤浴
ゆみっこが「裏と表、何分とかってあるんだよねー?」と言う
裏と表!?うちらは焼き魚ですかや、こんがりおいしく焼かれるのか…
最初5分あたりをすぎたころ、あまりの熱さと蒸し具合に
実はかなり身の危険を感じていた、プチパニック
あたりを見回したところ、ゆみっこ、コジ、りーこ、みんなリラックスムード
ここで、一人取り乱してはいけないと、サウナで読んだあの言葉を思い出す
ゆっくり息をするんだ

私にとって岩盤浴は
ホットカーペット最強+こたつの中に埋もれているようなものであった
ほんとに焼かれた気分だ

最後はテレビ付きリクライニングシートで
うだうだと過ごした

パニックをおこしたものの
「湯~とぴあ」になぜかまた行ってみたいと思った