斉藤和義 | ブッダの耳たぶ
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“やわらかな日”  作詞/作曲 斉藤和義

レーズン入りのコーンフレーク
カーテンを開ければサンシャイン
二人分のコーヒーが沸いた
「ちょっとこの記事読んでみて」
彼女が手渡した新聞にはこう書いてあった
「事故で亡くした夫の体から取り出した精子で受精成功」
彼女は言った
「すごい愛だと思わない?」
今日二本目のタバコ
もしも僕がこの記事の夫だったら考えてみる
少し怖い気もするし ちょっとうれしい気もする
「ねぇ、どうなの?」って彼女がせかす
「ねぇ、ものすごい愛だってあなたは思わないの?」
「まだ何も言ってないだろ」
「じゃ どうなの?」
「うん そうだね」
「つまんない人」
誰より大切な君との こんな朝が僕は好き
何より大事な答え 君は知ってるから

聞き流せないフレーズ。すごすぎる。
言葉が下手な私にとっては感覚こそが本物だと思ってしまうふしがある。
どんなに理論的に言葉を羅列されても届かないものは届かないのである。
第六感まで到達してやっと本物のリアルになる。
でも、これはやっかいでそこまで到達してしまうと、どーにも引き返せない。
その感覚を重視することは副作用を生んで、自滅すること多々あり。
あまり本能を重視しすぎると、この人間社会では生きにくい。

とにかく斉藤和義の歌詞は脳の奥まで食い込んで、感覚にぐいぐいくる。
言葉にこんなにリアルを感じたのは初めてだ。
さらに、これを歌にされたら、ひとたまりもないな。

感覚主義には、言葉はいらないと思いつつも、ひとりで生きてない以上、言葉が必要なものであることはもうずっと前からほんとは気づいていたり…。
だから、このブログは言葉に向き合う修行のようなものかも。

ちなみに斉藤和義と伊坂幸太郎で作詞してる
“ベリーベリーストロング~アイネクライネ~” もすごい歌詞。