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熊本で群像楽団というjazzユニットで活動しています。

このブログでは私達のライブ情報、
作品情報、諸々をお知らせします。

釣りは鮒に始まり鮒に終わると言います。


オートバイは、

カブに始まりカブに終わると私は考えます。


基礎知識、人間の技術、諸々が詰まった

普遍的なもの。


つまりスタンダード。


ジャズはどうでしょう。



私は2つあると思います。


ブルースに始まりブルースに終わる。


と、あとひとつ。


枯葉に始まり枯葉に終わる。



この二つは何度演奏しても、満足とゆうものを感じません。



ぱっと見は簡単な曲なんですよ。


だけど、手癖で弾くことができない。



そりゃ、何となくはそれなりに弾けますよ。誰でも。


問題は、アドリブを歌わせることができるか?



JAZZ=アドリブと言っても、結構な割合で

事前にフレーズを用意している人が多いです。


巨匠たちであってもそうです。


ただ、それは闇雲にアドリブに拘りすぎてミスを犯し

音楽的に破綻をきたすくらいなら、

ある部分だけは旋律を優先して事前に用意したフレーズを

使うとゆうことです。


アドリブが苦手だからとゆう手段ではありません。


私もそうです。


私の場合はメンバーに、そろそろテーマに戻ろうよとゆう

合図としてのフレーズを用意してるとゆう意味ですが。



で、ブルースですが、私の場合はシカゴブルースなど

いわゆる王道のシャッフルのブルースを死ぬほど演奏

してきた経験があるので、ジャズブルースでもそれほど

苦もなく弾けます。


ま、自分の土俵と言えばそうですね。


ブルースを演奏する際は、ちょっと酔ってるくらいで丁度いいのです。


これは私が一度、アメリカ音楽のルーツを1から学びたかったので、

随分若いころからデルタブルースなど弾き語りのブルースから

現代ブルースに至るまでを遡って、順に学んだことが大きいと思います。


それぞれに演奏方法は異なるのですが、なんといっても大事なのは


フィーリング。



いなたい。とっぽい。くどい。泥臭い。


形容する言葉は沢山ありますが、

黒人の出すフィーリングを学ぶことは容易ではなかったです。


人種か違いますからね。当然です。


黒人以外で好きになったブルースマンは2人だけ。

レイヴォーンとクラプトン。


この二人も黒人に追いつき追い越したギタリストですね。


でもやっぱりBBキングのフィーリングが出るわけでもなく、

それは私もそうです。


だけど、聴いた人に「うん。ブルースだね」と言わせるものは

彼らもやっているし、私もそのつもりです。


なので、ジャズブルースをやる際には、

逆にそのブルージィさを出さないように

気を使って演奏するのが一苦労でした。


泥臭さと都会的は真逆ですから。


でも、熱くなったら思いっきり泥臭く弾きますけどね。


だから何も気負わずに演奏できるのが、

ジャズブルース。



問題は枯葉です。


多くは語りません。



私は他のスタンダードを演奏して煮詰まったり、

作曲で悩むと枯葉を再検証します。


アドリブのアプローチやコードの響かせかた。


或いは枯葉の中でのスウィング感。



メロディは美しくなければダメ。


しかもそれが強烈にうねってないと意味が無い。



ジャズの一番大事な要素、スウィング感と美しい旋律を

奏でることをこの曲で何度も何度も勉強します。


ちょうど今度のチムチムまで時間が空いたので、

今また枯葉を演奏しています。


一日中ずっと。


何度目でしょうか、枯葉に熱中するの。


それだけ大事な曲なんですよ。



だからジャズブルースと枯葉は、そのミュージシャンの

力量を確かめる目安になります。


演奏する側としましては、それだけプレッシャーなわけです(笑)



バーテンダーの腕を見るのにマティーニ。


日本料理人の刺身。中華の炒飯みたいなものです。



今は便利なもので、YouTubeがありますから

色んな「枯葉」を聴かれては如何でしょうか。


長くなりました。


では今日はこの辺で。