例年の事ですが、日本株は、7月上旬にかけて
株式配当の払い込みを受けて
内・外投資家の再投資が、下支えの一面も?
配当金は、「株主総会」での決議事項であり
総会後に支払いが増加しますが
今年は、総会のピークが6/27
上場企業による前期末の配当総額は
過去最高の約16兆円という試算もあり
この内、一定部分の再投資が注目されるところ
過去のアノマリーとして、 日本株では季節要因として
1)配当資金を受け取った、内外の投資家による再投資
2)ボーナス支給に加えて、消費刺激と景況心理の改善効
果 (今年度は、定額減税の開始、賃上げ、賞与増のプラス
アルファ)
3)「株主総会」を踏まえて、企業による「自社株」買いの実
行――などにより、日本株の支援材料の一面も
一方で、例年のように、4-6月の期末には
年金等による、期末調整とリバランス(相場の上昇で、株式の
ウエート調整で引き下げ)
又、7月上旬にかけては
ETF(7月決算)等の分配金の捻出による換金売りがあり
こちらは、需給悪化の一因となる面も
(一時的な特殊な事情)
因みに、ETF分配金捻出のための売りは
7/8が4000億円、7/10が7000億円との試算