今度は、家の中の一部分について個別に考えてみたいと思う。
住んでみての感想も含めて、感じたことを率直にまとめてみる。
今回のテーマは「手摺り」
積水ハウスで「納得工房」へ見学に行った人は手摺りコーナーなども見学したと思うが、自宅の何カ所に手摺りが付いているだろうか。
我が家では玄関入り口、お風呂、1Fトイレ、2Fトイレ、階段(左右)、2階踊り場のガラス手摺りの6カ所となる。
手摺りには直線タイプやL型タイプなど用途や場所に併せていろいろな形と素材がある。
手摺りの太さもメーカーなどによって多少異なるようだが、概ね直径35mmが標準サイズになる。
特に玄関とトイレは重要なので、是非設置をしておいて欲しい。
「後から付けよう」というのは、なかなか設置が進まない。
足腰が弱っていなくても、手摺りがあると事故防止にもつながる重要アイテムなのだ。
玄関などで良く見る、「縦手摺り」
これも、壁面に数十センチの長さを付けるものから、天井から床まであるような長さのものを付けることもある。
天井から床までの手摺りは標準タイプだと、床からニョキッと生えてくるので、我が家の手摺りは天井から床までの縦手摺りを少し短くして壁面に設置できるように特注で作ってもらった。
付けてみると、上の方はあまり意味が無いという事がよくわかる。
身長が2mでも上の方は使わないだろう。(苦笑)
階段の手摺り
階段の子供用手摺りは、踏み板から高さ60cmに設定して、子供が使いやすい高さにする。
これは大人も使いやすいのでとても良い感じに。
上の画像の左側が大人用の高さでガラス手摺りを採用し、右側が子供用手摺りとなる。
こうやって見ると、かなり高さが違う。
この階段で子供用の手摺りを付けない場合は子供も左側の高い手摺りを使うことに。
子供用は踏み板から60cmの高さに。
大人用の手摺りは標準の高さが80cmなのでそれと比べるとかなり低いことになる。
ちなみに介護用などの手摺りは75cm前後が標準となる。
実際に、廊下などで60cm〜75cmくらいの手摺りをつかんでみると、低いと感じるはずだ。一般的に手摺りの高さは使う人の手首高さあたりが使いやすいらしい。
家族の身長などを考慮して、自分自身の家族のための高さを考えてみるのも良いかもしれない。
2階の踊り場部分もガラス手摺り
普段から、無意識に何気なく、この手摺りに触れていることに気付くので、あると便利なのは間違いない。
階段の明かり取りのためにガラス手摺りを採用したが、透明ガラスでは階段下からよく見えてしまうので、曇りガラスを採用する。
トイレの手摺りは積水ハウス標準タイプで、棚板部分の先端がグリップの代わりとなって、斜め縦の手摺りと、この棚板の先端の両方が手摺りとして使用できるようになっている。
トイレの手摺りを標準にするあたりは積水ハウスの優れたところだと思う。
デザインも良く、標準部材の中でも非常に優れたアイテムだと思う。
シングルロールタイプ
こちらはダブルロールタイプ(私のオススメはこちら)
棚板先端部分(左側)が丸いのはクリップとして使えるようになっているため。
お風呂の手摺りは、標準で付いているはずなので、あえて、外さない限り大丈夫だろう。
また、それぞれの両親などが遊びに来たときも、付いていれば優しいアイテムと言える。
バリアフリーだけでなく、あらゆる年代に配慮した家作りを目指せれば良いなと思う。