血染めのカーテン〜殺しても晴れない私の心は夏模様〜 | 珈琲 たいむす

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この世紀末の雰囲気、もう笑うしかない。


カーテンが血で染まった。

ジワリと白いレースカーテンに 漆黒の赤が滲んでゆくのを  呆然と眺めていた。


また殺ってしまった


どうしても許せなかった


目障りだった



割りかし衝動的な行動は少ない私だが、あいつだけは違った。

あいつの姿を見るだけで、苛立ちを隠せずに

いつも殺気立っていた。



私は悪くない…  悪くない…

正当防衛だった

あいつから刺してきたんだ

なにも言わずに…… 通り魔的な犯行だ。

その上、病原菌までばら撒く

やつは紛れもない、テロリストなんだ。





多くの人を殺しているあいつだ。

殺されて当然だ!


なにが悪い、弱肉強食。

人のモラルの根源なんて所詮そんなものだ




平静は、協定という名目の上に成り立つ
その平静を侵すのであれば、根源たる純然たる自然摂理に戻るだけである。


そう、生物の原理原則。

やられたら、やりかえす…

10倍返し……  いや、100倍返しだぁぁあっ!!!



パシッ!

蚊を討ったカーテンは、見る見るうちに 血で赤く染まった





あーかゆいっ!

こんなに…おまえ、、もう。。












しかし、なんとも後味が悪い……
復讐とはこんなものか

殺った直後は、してやったり!
感がハンパないが、
時を追うごとに、その罪の意識に苛まれる。


まるでドラッグ常用者の如く、Hi-lowを彷徨う贖罪の亡霊と化すのだ。

蚊と言えども、命。
敵と言えど、命を討った。
思えば思うほど、その罪の意識が世界をブラインドしてゆく……


どこかで割り切らなければ、何処かに置いてこなければ、人は生きられない。


ただ、命の犠牲の上に胡座をかいてはいけない。
私たちは罪の上に生きている。


なるほど、犬バカ様と呼ばれる吉綱も、こんな感じで生類憐みの令をつくったのだろうか……


人間なんて突き詰めれば、カーボンの癖に
よくも偉そうに地上に君臨しているものである
何に怒り、何を思い通りにしたいというのだ


考えるほど、分からなくなる
人間というものが、自分というものが……





殺しても晴れない、、


殺しても晴れない、、、



殺しても晴れない、
私の心は血みどろの夏模様。




それでは、聴いてください
井上陽水で「少年時代」。





怖ぇーよっ!
聞けるか!
((((;゚Д゚)))))))O