先週、かなり久々に 虹色ジーンを観て
予てからの 疑問を思い出した。
飯豊まりえって一体 どこがいいんだろう?
アイドルでもTHE美人でもない。
でも、なんだか いい
なぜだ?
なぜなんだ??
ずーっと 気になっていた。
ちょっと考えて見よう。
あれは
深夜ドラマの「パパ活」に渡部篤郎と出ていた時のことであった。
最初は、申し訳ないが 事務所ごり押しの B級タレント
としかみていなかった。
ドラマ「パパ活」
しかし、回を追うごとに なんか いいな…と思い始め
終盤には がんばって杏里(役名)! と感情移入する様になり
最終回には、ハイヒールでコメカミを踏んでちょうだい!!! と熱望するほどはまっていた。
ん~なぜだ…
テレビの力か… 脚本、監督、スタッフモロモロ…
大人が結集してつくっているんだ… 誰でもいいように 見えるだろう…
百歩譲って 彼女の演技力…
うん、多分 そういう複合的理由で よく見えたのであろう…
そのときは、それで納得していた。
その後、
忘れかけた頃に 不動産会社アパマンのCMで 彼女は再び現れた。
「知ってましたか?」
首を傾げて 語りかける 飯豊まりえ が現れたのだ。
アパマンCM
飯豊は、どちらかというとクールビューティーで売るべき素材である。
このようなTHEアイドル的な振る舞いが 似合うわけがない。
それに自転車のような爽やかな画は似合わない…
高級車の助手席にでも ふてぶてしく 載せておけばいいんだ… そう思っていた。
愚策だな… アパマンの愚策である。
失敗だ失敗…
ドラマの熱も冷め、私の彼女を見る目は 冷ややかになっていった。
しかし、この不動産会社 とてもしつこい。
何度も 何度も 何度でも 立ち上がり呼ぶよ
CMで「知ってましたか?」
を連呼するのである。
ええい、目障りだ…
もう飯豊はけっこうだ……
やめてくれ……
CMが流れる度、目を背けていた。
しかし、彼女は私を追ってくる。
「知ってましたか?」
やめろ…
「知ってましたか?」
やめてくれ…
「知ってましたか?」
知らない…知りたくもない…
「知ってましたか?」
あああーーー!!!
知ってましたよぉおお!!!!!!
知ってましたよ!! そのキュートな笑顔に 溌剌としたビタミンガールな君の魅力をぉお!!!
知ってましたよぉぉぉぉぉーーーっ!!!!!!
私は根負けした。 アパマンの飯豊の押し売りに…。
こんな手口で ガス管も押し売りしていたのであろうか…
かわいい系ではない。
きれい系でもない。
でも、どちらの魅力も垣間見える。
だが、いまだにどこがいいのか
よく分からない。
ごり押しされたから いいと思ったのか?
いや、ごり押しされても、魅力がなければ いいとは思わないだろう。
ほんとに、どこがよいのだろか?
いや、悪口ではなく
ほんとうに分からないのである。
だから、私なりに思案してみた。
しばらく考えて 飯豊と向き合ってみたのだ。
その結果、
おそらく これが華がある ということなのだろう。
飯豊は、容姿はいいと思う。
しかし、それは一般と比べた場合であって
芸能界という中にあっては 特に突出したものではないだろう。
しかし、華があることで なんかいい。 なんか気になる。
気がついたら好き… となるのである。
まるで、花に群がるミツバチのように
気がついたら 吸い寄せられているのだ。
なるほど、華か…
これは、彼女のとてつない武器である。
華がある については 舘ひろしにこんなエピソードがある。
昔、棒読みの演技で悩んでいた 舘ひろしは
渡哲也に それを相談したそうだ。
すると、渡りは こんな言葉をかけたという。
「おまえはそれでいんだ、ひろしには持って生まれた華があるんだから」
と言ったそうだ。
演技がうまくなくても
お前は、お前自身の華で勝負ができる
という意味だそうだ。
確かに、あぶない刑事でも
技巧派の柴田恭兵の隣並ぶと お世辞にも演技が上手いという感じではない。
しかし、それがいいのだ。
それが味になる 数少ない華がある名優、舘ひろしなのだ。
そして、全く違った2人のコントラストが名作「あぶない刑事」を創った。
これが 華のなせる業なのである。
舘ひろしと比べてしまうのは酷だが、この娘にも その片鱗があるのではないだろうか。
私は、今後の飯豊まりえの華に期待したい。
そう言えば、こないだ ニュースZEROで舘ひろしの年齢を誤って(58才)と表記していたけど(本当は68才)
華がある人は一回り若いように思う。
この説、 水曜のダウンタウンで 観てみたい。