ふいに 話しかけられて
立話をすることは誰でも経験があるだろう。
道端で、はたまた建物の中で
それは急にやってくる。
「あ、ぶっこんさん!」
「あ、もしかして ぶっこん??」
たまたま会ったり、
運命の再開を果たしたり、
そのシュチュエーションは様々だ。
あっ、こんなところで!
的な感じはなぜか盛り上がるもので
話も弾みやすい。
だから、私も熱を帯びて話している。
お互い話している。
話している。
まだ話している。
……うん
いいんだけど、いいのだけども…
コレ
いつまで話せばいいのだろうか?
切り上げ時は、いつ頃なのだろうか?
もちろん、「じゃ、また」と言えば
終了なのだが
最初の熱量はなく、少し落ち着いてきて
お互いなんとなく話が続いている時、
コレは いつ切り上げればいいのだろうか?
相手がサバサバ系の人で「ではまた」
と言ってくれれば、それで終わるのだが
問題となるのは、
・片方がおしゃべり好き
・お互い切り上げ下手同士
の場合である。
この2つのケースは
けっこう、だらだら話が続いてしまうことがある。
まぁ
おしゃべりな人は、ひとしきり満足したら
けっこう勝手に「じゃ」と言って去っていくので
引き際は分かりやすい。
だから、経済的損失はこちらの時間のみである。
私のように、少しでも相手の役に立てることを
喜びにしている立派な人間であれば
これは、これでよしとできる。
しかし、一番問題なのは
お互いに切り上げ下手の場合である。
この場合、お互いに気を遣って
自分から切り上げるのはなんか悪いな…と思い
なんとなく話を続けてしまうものだ。
もちろん、
気持ち的には素晴らしい。
お互いを気遣って、自分の時間を捧げあっているのだ。
博愛の精神、素晴らしいではないか。
でも、時間という経済的損失であることには
変わりない。
お互いの熱は冷めて、もういいかなー
となっているのに
気遣いという精神から
お互いの時間を奪いあっている……
どちらも得るものがなく、不快感だけが
残存することになる。
やはり、このお互い譲り合ってしまう
場合の対処法を考えるしかあるまい。
しかし、当事者間での遠慮から起こっている
この問題である。
うまい切り抜け方を教えたところで、
相手に悪い…と思い使うことはできないであろう。
そこで私は提案したい、社会参加型
立話の切り上げ方!
当事者間で解決できないなら、第三者を介在させるのである!
以下、提案である。
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解決策
ダチョウクラブ式解散方法
(最低人員4名)
対話者が2人のケースでみてみよう。
(登場人物
対話者AB ・ 知らないおじさんAB)
まず、
立話を見かけた第三者(知らないおじさん)が「私、帰る!」と割りんできます。
これに対し、
対話者Aが「いや、私が帰る!」と
反論、挙手します。
その次に、対話Bも「いやいや、私が帰る!」と挙手します。
そこへ、また知らないおじさんBがやってきて
「じゃー、俺が帰るよ!」と言います。
その後は、お決まりのパターンで
「どうぞ、どうぞ、」
と最後に割り込んできたおじさんBに
帰宅を促します。
それを言われたおじさんBは
「みんな帰れ、馬鹿野郎!」と
ビートたけしがよく放つバズーカをぶっ放し
解散。
となります。
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こういうルールにすることで、ダラダラ立話がなくなる。
ミソは、勢い。
ダラダラに対しては、テンポ感が大切なのである。
さらに、お笑いルールにのせて
責任の所在を曖昧にすることで、
「私が帰らせた…」という自責の念を払拭する
ことが可能となるのだ。
本案は、来期の国会に提出できるよう、
今後も与党政治家に働きかけを行うものとする。
以上、解散!