もしも、小心者な僕が知らない人にレアポケモンが出たことを教えてあげたら…… | 珈琲 たいむす

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この世紀末の雰囲気、もう笑うしかない。


ポケモンGOにメタモンが実装されて

僕は2回捕獲しました。


1回目は、「、え、え、なになに??」
とテンパってしまったので


まわりに教える余裕もなかったのですが、



2回目は、さすがに独り占めはいかんだろうと。


知らない人だけど、教えてあげよー!  

と僕の善意が溢れ出てきたのです。





で、近くにいる50代くらいのご夫婦に、

「あの、余計なことだったらすいません、
そこにメタモンでましたよ」

と勇気を振り絞って教えてあげましたっ!





よーし、感謝されるぞ…感謝されるぞ…

ワクワク♪


「えーホントですか!?メタモンが?!」

というリアクションを期待していました。




するとご夫婦は「あーいましたよね。」
「はい…さっき獲りました」



なんと  もうメタモンを捕獲していたのでした。



くそぅっ!  




ほら、言ったことか、

慣れもしないことをするもんじゃないよ

所詮お前の善意は、自己満足のかたまりなのさ。

君の善意は、マスターバージョンだよ。

独り善がりの、偽善者…

エセいい人……

と  俺の中の、悪魔が囁きました。



うあああぁぁ!!!





くっ、俺の勇気……


俺の親切心……


俺の行動力……




ビジネスアイディア…

そして、愛するスタッフぅぅぅ〜……
(あ、コレはショーンKだった)





なんだろうか、この感覚。どこかで……
と思っていたら

電車で席譲ったら「いいです」て言われた  あの時とまったく同じ  感覚だった…



でも、譲らなかったら、譲らなかったで
とても冷たい目で僕を見つめてくるじゃないか!

「へ〜冷たいのだね…」

「君にはモラルがないのかい?」

「この、無法ものっ!」



ああぁ〜……

どうしろと言うのだ……







話を戻そう。


まあ、仕方ないさ。捕っていたものは、獲ってたんだから。

そういうこともあるさ。






で、もう一人 これも50代くらいの女性がいたので


夫婦に教えたのだから、この人に教えないのはいけない。

(まわりには、ご夫婦とこの人しかいない)

という  


僕の平等を愛する心が疼きます。


よしっ、いけ、俺。

悩んでいるならいくんだっ、

早くしないと彼女のメタモンを捕獲する機会を奪ってしまう


さぁ、行くんだ!


「あの、ほんと余計なことだったらすいません、そこにメタモンいますよ」


よくやった俺、これで獲っていたとしても

彼女に 知らなかったというリスクヘッジを齎すことができたのだ。  

いいんだ、自己満でも、なんでも
いいんだ。

なんとでも言いいたまえ。




すると彼女は笑顔になり

流暢な英語で「ポケモンはやっていないのよ」と返してくれました。


そのあと何かたくさんしゃべっていたのだけど、何を言っているのか分からず
僕はただ「へへ…へへへ……」と言うしかありませんでした。


「へへ…へへへ……」としたら、
彼女の笑顔が、ドン引きした表情に変わったのですが


気持ち悪いのは各国共通なようです。



どうやら、旅行できている中国の女性のようでした。


ご夫婦と中国のツーリスト、

ほんとに余計なことをした。。


ここにお詫び申し上げます。






それでは、聴いてください

槇原敬之で「もうメタモンがいるなんて、言わないよ絶対」。