あけましておめでとうございます。

今年もこのブログとともによろしくお願いいたします。

 

さて、タイトル通りクローン病患者が何を食べればよいかについて、私の経験を基に書かせていただこうと思います。

 

クローン病になったとき、何を食べれば???

と途方に暮れてしまうと思います。

私もそのうちの一人でした。

食べられればまだいいほうで、固形物が全くダメという方もいらっしゃいます。

 

今日はこの固形物が全くダメという方を除いて、固形物を食べてもOKだが、どんなものを食べればよいか困っている方を対象にしたいと思います。

 

 

まず、これはできるだけ食べてほしいというもの。

よく煮た野菜。

豆腐。

 

野菜は野菜でもよく煮た野菜が好ましいと思います。

歯ごたえが残っている野菜は消化が悪く、生の野菜は体を冷やします。

そういった意味ではやはりよく煮た野菜をおかずの主にしたほうが良いと思います。

冬だと鍋や煮物で多く採れると思います。

難点は夏に煮て食べる野菜があまりないことです。

できれば旬の野菜を使いたいですからね。

よく煮てしまってはビタミンなどが壊れてしまうではないかと思われる方がいらっしゃると思いますが、まずはそんなものより食べるという行為ができることを重要視したいと思います。

それを考量したうえで、そういったものが溶け出た汁まで飲める汁物や鍋をお勧めします。

 

それと、豆腐。

タンパク質をこれからとったほうが良い。

肉や魚は人によっては好ましくない場合が多い。

私も、肉は当初NG。魚に至っても白身だけOKでした。

青身の魚は病院などでは積極的にとってくださいと言われますが、脂が多すぎ消化不良を起こす場合があります。

私はサバやアジなどまたは旬の脂がのっている魚を食べると、吐き気や下痢がひどくなっていました。逆に白身や旬ではなく脂がのっていない魚を食べると問題なかったです。

ここで注意したいのが、干物や塩ものはNGということです。

干物は魚を干した際に脂が酸化します。さらにそれを火の上であぶるとさらに脂が酸化します。

どうしても塩気の魚を食べたいというときは、生の魚を買ってきて、塩を振って自分で塩ものを作ってください。

魚もできれば天然物で。養殖は・・・いろいろ調べてみてください。

 

 

炭水化物は米、うどんを主に少量食べられるのが良いと思います。

こちらも柔らかめに炊いたり、煮たりすることをお勧めします。

 

ここでおすすめの料理を。

それは味噌汁。

野菜を多く入れて、よく煮て、味噌で味をつける。

食物繊維が多く取れて、腸に良い菌もとれる。

最高の料理だと思います。

くれぐれも簡易のダシや味噌の品質には気を付けて。

添加物や化学薬品まみれのダシ、味噌では逆効果になることもあると思います。

ダシは昆布やカツオ、味噌はその成分をよく吟味して、自然に近いものを使うことをお勧めします。

また、味噌などの菌食品は体に合うあわないが出やすいです。

色々な味噌を試してみて、体に合う食品を見つけていかれればと思います。

 

 

まとめ。

主食は柔らかく炊いたご飯かうどんを少量。

主のおかずは野菜の煮物、鍋など、野菜を多く使った料理を軟らかく煮る。

タンパク質は豆腐を主に、魚は白身。食べられるのであれば肉はササミ。

汁物で野菜の多く入った味噌汁。

 

このあたりから初めて、食べられるようになってきたら野菜のメニューを中心に、歯ごたえを少し残してみたり、魚などの分量を増やしてみたり、自分の体をよく観察しながら食事をレベルアップさせてみてください。

 

体が変化するのには時間を要します。

くれぐれも気長に根気強く、諦めず続けてみてください。

私も数年単位の時間がかかって色々食べられるようになりました。

食べられるといっても、疲労や風邪、体調不良など体の調子が崩れたときはエレンタールの力を借りて何度も立て直しています。

 

諦めずに試行錯誤を続ければ必ず体は立ち直ると思います。

 

食事に関するキーは柔らかい食物繊維!

これだと思います。

それと、食事に関してもっとお金を使う。

節約、時短などが重要視されすぎ、時間をかけて本当のダシから料理をすることが軽視されています。

本当に体を立て直したければ、やはりそこから見直す必要があると思います。

おそらく数か月後には健康な人もより健康になっているのではないかと思いますよ。