この前の土曜日、タンタンくんが補習校の間、ESLの主催者達のパーティーでお話をする機会をいただきました。
Luncheon Party だったのですが、Luncheonとは、少しだけ畏まった昼食会のことだそうです。
今回はESLの主催者側、先生たちのためのパーティーなので、生徒は、私ともう1人のスピーカーのウクライナ人の女性だけでした。ミッションビエホの会場を借りて、参加者は全体で60名程度。
私たちの通っているESLは1970年に設立された歴史のあるNPO法人が完全なボランティアの方たちだけで運営していて、オレンジカウンティ南部に25ヶ所以上で活動を展開しているそうです。(ドネーターの中には、個人の他に、ディズニーランド、UPS、IN-N-OUTバーガー、ラルフス、トレジョ、ウォルマートなどなど、有名企業も並んでいます。)
実は、今回のランチョンパーティーの趣旨は事前に詳しく教えて貰って無かったのですが、各スクールの代表者らが、一年の活動を労って活動報告、情報交換しながら食事をする(もしかするとfundraisingも兼ねているのかもしれません。)もののようでした。
私たちは生徒代表として、(おそらく)ESLの活動がどう役立っているかお話するということだったようです。
スピーカーに選ばれたときは、普段英語でスピーチする機会はほとんどないので不安でしたが、私を何故か選んでくださったことも嬉しかったですし、常々このESLの先生たちのことを心から尊敬し、お礼の気持ちもきちんと伝えたいと思っていたところでしたので、引き受けることにしました。
でも、全然スピーチの内容を考える暇もなく、原稿白紙の状態で前日の夜9時を迎えたときは、引き受けたことを猛烈に後悔していました
家族が寝静まってから、必死でなんとかかんとか8分程度のスピーチを考え、2、3時間程度寝て、朝から何度もスピーチの練習をし、タローさんにも聞いてもらい、表現を直したりしていざ、ランチョンへ。行く前から、つ‥疲れた‥。
他のスクールからもたくさん参加されているので、お見かけしたことがない方が多かったですが、みなさんやっぱり優しさの塊みたいな人ばっかり。あと、みなさんご年配
私はこれから話すので食べるどころではなくて、話した後もすぐにタンタンくんのお迎えだったので、食事はいただけませんでしたが、たくさんのお料理やデザート、ケーキを用意してくださってました
スピーチは、知っている先生たちも何名かいてくださったので、思ったほどは緊張せずに話せました。
自己紹介。
アメリカに来た経緯。
ESLを見つけたきっかけ。
ESLに行ってどうだったか。
あとは感謝の気持ち。
だいたいこんな感じ。
めちゃくちゃありきたりな内容だけど、関西人としては結構笑いがとれたのが嬉しくてちょこちょこ笑って欲しいポイントを作っていたんだけど、カタコトの英語でも、みんな笑ってくれた
大阪人の友達に聞かせたら『いっこも笑うとこないやん』って辛口コメントきそうやけど、アメリカのおじいちゃんおばあちゃんは笑ってくれました
そして、私が彼らから学んだことがどれほど有意義なものだったか、彼らをどれほど尊敬して、彼らの様に生きたいと思えたこと、心細い初めての海外生活で、このESLに居場所があると感じられたこと、心からの感謝の気持ちを伝えることができました。
本当に、彼らには英語以上のことをたくさん教わりました。
あの場所でお話して、先生たちに喜んで貰えてよかった。恩返しってほどのことはできてないけど。
ここで出会った人たちのお陰で、アメリカの良い面をいっぱい知ることができたと感じています。
この先どれくらい続けられるか分かりませんが、このESLに出会ったことは、確実に私のアメリカ生活の礎となりました。
Thank you!