私がいつも気にしていたことが、
「健康でいること」でした。
もちろん、健康って素晴らしいことです^^
けれど、
いつもあまりにも意識過ぎている自分に対して、
何とも言えない違和感を感じていました。
体に必要なすべての栄養素を摂っているか、、、
体調面におかしいところはないか、、、
ちょっと気にしすぎかな?と思いつつも、
健康診断は、年一回(自腹で)フルオプションで受けていたし、
食べ物についても、かなり調べ込んで、
体に良いものや、必要そうなものは、
少々値が張っても買っていました。
でも、、、
それでいて、
私はかなりの愛煙家なのです。
(矛盾してるな。。。)
と思いつつも、
すぐにタバコを止める気もなかったので、
健康に気を使って、特段悪いこともないなと、
今までスルーしてきました。
健康?
愛煙家なら、なおさら気にしてもいいじゃん?って。
それが、つい先日、
ようやく気付いたのです。
健康は、母のためだったんだと。
だからこんなにも苦しかったんだと。
親から、自分が産まれた時のことを聞く機会は、
みんな一度はあるかもしれません。
トラウマになりやすい例で、
よく挙げられるのが、
「川で拾ってきた」
だと思います。
子供の頃って、純粋に、
そんなことを信じてしまうんですよね。
そして、
私にも、このトラウマに値するものが、
あったんです。
「あなたが産まれた時、
五体満足か、足と手の指が全部あるか、
すぐに数えたの。」
他にも、
「お兄ちゃんが産まれた後、7回流産した。
それでも、どうしても、
きょうだいを作ってあげたかったの」
一見、良さそうな話だったし、
母は”素敵な話”として話していたので、
気付くことができなかったのです。
でも、
これが、私の中で重責として、
残ってしまっていました。
なぜかというと、
これら、母が言ったことが、
私の中で変換されてしまっていたのです。
「私は、五体満足で(完璧で)いなけばならない」
「(切望して産まれた子供なので)
なんとしても期待に応えなければならない」
つまり、母の”執念の子”が私なんだと。
そしてこれらが最終的に、
私の中で、
【最低限、私は健康でいなければならない】
と、強固に結びついていました。
親のために、
今までずっと、
健康の責務を自分に課してきていました。
確かに、
母がどのように私を育てたかを聞くだけで、
いつも、とんでもない息苦しさを感じていました。
何かの感情が湧かないほど、
もはや吐き気がするほどの気持ち悪ささえ感じていました。
この人が、どんなに私を愛しく思って育ててきたか聞くだけで、
吐きそうだったんです。
早い段階で、
私の心は折れてしまっていたんでしょうね。
思えば、
食べ物の味が分からなくなったのも、
この頃なのかもしれません。
誰のための健康なのか。
自分のためです。
でも、そう気付くには、あまりにも幼かった。。。
そして、
幼少期から、意識しなければならないほど、
私は病弱だったわけではありません。
でも、こうなって初めて気づくんです。
病気になることでさえも自分に許してなかったんだと。
よく聞く話で、
”産休、育休が終わったママさんが、
仕事が始まった途端に、早退するようになる。”
そんな現象をよく聞きます。
子供からの「寂しい」のサインだとも言われています。
あぁ私も、本当はそうしたかったんだ。。。
今やっと思うのです。
病気になってはいけない。
もし、万が一にも病気になったとしても、
決して母を頼ってはいけない。
病気になった時、
母の怒りや悲しみを感じるのが、
何よりも怖かった。
恐ろしかった。
愛されるためには、そうするしかないと思っていた。
私が健康でいることで、
おかあさんを証明してあげるからね!
あまりにも小さく、健気だったなと思います。
寂しいも、頼るも、私を愛してと言うことでさえも、
健康という盾を振りかざした私の内側に
隠してしまった。
それが正しいことだと信じていた。
もう、ずいぶん長いこと、
忘れていたものでした。
そうしてポロポロと思い出して、
初めて、この「健康」が、
私を強く、儚く、
愛してほしい、そして、自分のままに生きたい。
そう思っていた私を支えてきてくれたんだなと思います。
私のタバコは、
そんな私からの切ない反抗のサインだったのかもしれません。
おかあさん、気付いて。。。
おかあさん、もう疲れたよ。。。
私はもう、頑張れないよ。。
そんなことを思うと、
「あぁ、そうだ
母が最も嫌っていたのが、タバコだった。」
ふと思い出したりもします。
でも、
気付いた時は、要らなくなった時。
きっと私も成長したんでしょうね。
健康という長年の習慣は、
すぐに変えられるものではないかもしれませんが、
今はなんだかとても、肩の荷が降りた気がしています。
私は、自分のために生きていく。
きっとまた、そんな明日がくるのだろう。
そして、
明日はきっと、もっと、
素晴らしい私が微笑んでいる。
今は、そんな気がしています^^
今日もこのブログを読んで下さって
ありがとうございました^^
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