しばらく前に観た映画なのですが、感想など書いてみようかと。


一行に凝縮すると、これ↓


『蛇の人』

西島秀俊さんの醸し出す胡散臭さが爆発している映画。



『外事警察―その男に騙されるな―』

映画としては頑張ってる感あるけど、ドラマの方が好き。



それじゃーあんまり雑やろー!

ということで、もうちょっと書き足すと・・・


『蛇の人』

後半までボンヤリとした感じでストーリーが流れて行く。
永作さんが積極的な役回りを演じているが、それに反するかのように事件の核心が見えてこない。
核心が見えてきたときは、「Σ(゚д゚;)そーゆーことなーん!」と、脳内AHA体験状態。
ただ、本当の答えは、見る側の胸の内にあるんじゃなかろうかと感じました。
感想までボンヤリしていてごめんなさいw
でもね、近頃見た映画の中では一番面白かった!!!
で、ついでに書き足すと、永作さんの後輩役で出演している圭くんがナイス・ハマリ役!でございましたv
誰かを引っ張る役ではなく、引っ張り回される役をこなすのが本当にお上手ですねぇww
こういう後輩が欲しい、というより、こういう後輩が振り回される姿を第三者目線で見られる幸せを感じさせてくれますww



『外事警察―その男に騙されるな―』

核の脅威がベースにあるわけですが、ウランの扱いがそんなに雑でいいの?と終始疑問が頭を離れず。
しかも、ラストの展開はほぼ予想通りだったわけで・・・。
「ええ?!そういうことだったの?!」という驚きが極端に薄かったw
多分、ドラマ版の『外事警察』の方で相当ヤラレたから免疫がついてしまって、騙されるポイントが分かってしまったのだと思われ。
裏を返せば、ドラマをご覧になっておられない方なら、かなりビックリな展開満載だと思います。免疫がないから・・・ですねw
震災のどさくさにまぎれて科学技術が盗まれる、という設定はリアルでアリだと感じましたが、それでもやっぱり前述したウランのことがしっくりこない。う~ん。
「あの国」出身の科学者については、最期まで意思を貫くだろうなぁと思っていたのですが、本当にその通りで。もうね、眼が語っていました!およそ凡人が到達できないであろう場所を見ているような眼!傍目に見ればマッドサイエンティストなのでしょうけれど、この科学者の信念には一本筋が通っている。鉄の意志とはこうですよね。(この科学者がやろうとしたことに賛辞を送っているわけではございませんので、念のため。)

それで、ここからは余談になりますが・・・この科学者が思い描いている内容に驚いた!ワタシが十数年来温めっぱなしにしているオリジナル小説(もちろん腐ですがw)で起こる事件の根幹と同じだったんですよ~!
「あの国」が周辺諸国で○○すれば、▽▽なことになるから・・・云々。
オリジナル小説の登場人物たちも、軍やら、警察やら、裏の世界の住人たちやら・・・ですし、しかも国籍も様々。「ああ、同じようなことを考える方って、ちゃんとした脚本家の中にもいらっしゃるんだなー」と思いましたw
ワタシの脳内で渦巻いていたことを映画化してくださってありがとうございました☆



・・・とまぁ、ズッシリした内容の映画を立て続けに観ていたわけです。
やっぱりこれ系、好きですわぁ・・・vv
どちらも「ワタシの2時間を返せ!!」という内容ではなく、たいそう美味でございました(合掌)




あ、舞台『バブー・オブ・ザ・ベイビー』の感想(レビュー?)、延び延びになっていて申し訳ありません。記憶が薄れないうちに頑張りますw