ボックス! プレミアム・エディション(2枚組) [DVD]/市原隼人,高良健吾,谷村美月
¥5,985
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過去に赤坂のTBSを訪れた際、これの宣伝をバーン!とやっていたのが今でも印象に残っています。

映画の宣伝をやっている頃から気になっていたのですが、ようやく見ることができました。



DVDを最後まで見終わって、すぐに「このままもう一回見たい!」と感じた映画でした。

「あー面白かった。いつか機会があったらもう一回見たいな」という感じではなかったです。


カブちゃんとユウキくんを中心に、友情、葛藤、ライバル心、挫折、もう一度立ち上がる勇気などなどが非常にバランス良く織り込まれていたと思います。


タイトルの『ボックス!』の意味すら知らなかったのですが、ボクシングの試合開始にレフェリーがかける「ボックス!」という号令からきているんですね。

ウチの高校にはボクシング部がなかったので、全然知らない言葉でした。




さて。

カブちゃんこと鏑矢義平役の市原隼人さん。

いかにもやんちゃっぽいニカッ☆と笑う顔がとても印象的で可愛らしくて、本当にハマリ役だと感じました。

彼がカブちゃんを演じていなかったら、ワタシはこの映画を見なかったと思います(スミマセン)。

ボクシングを見に着けるのに4カ月を費やしたと伺っていますが、その4カ月という期間に一体どれだけトレーニングを積んでボクサーの動きを体得されたんでしょうね・・・。

何かの番組で「身体をいじめるのが好き」っぽいことをおっしゃっていたような気が??

う~ん・・・・やっぱりハマリ役だったのねwww





ユウキくんこと木樽優紀役の高良健吾さん。

これまたいかにも優等生っぽい色白の美男子さんで、幼馴染のカブちゃんと一緒に笑う顔も、真剣にボクシングに取り組む顔も、とってもステキでした。

ボクサーを演じ、同時に優等生らしい気弱そうな部分も演じる繊細さが必要なわけで、とても難しい役を見事に演じきっておられたと思います。

びっくりしたんですが、彼、熊本県出身なんですってね。同郷の俳優さんが活躍しておられるのは嬉しい限りですv

ていうか、後から調べて、有名作品にいろいろ出ておられるのを知って、なおビックリしたことをここで告白いたしますww





カブちゃんが大好きでボクシング部に入部までしてしまう女子生徒を演じた谷村美月さんは、普通にいそうな女の子を好演されていたと思います。

やたらと美人じゃないあたりが本当に好感持てますv

カブちゃんに「ブタ鼻~!」みたいなことを言われても笑って受け入れちゃう器のデカさがステキw

かくいうワタシも同じ鼻をしてるんですよね~www ぶーぶー!(笑)





教師役の筧利夫さんがまたイイ!

胡散臭さプンプン(笑)

色眼鏡を掛けた教師ってどうよ?と思ったけれど、確かウチの高校にもいたなぁとww

でも、映画を最後まで追っていくと、眼鏡の理由も分かったりするわけで。

やたらと熱血というわけではないけれど筋の通った指導をするナイス顧問(監督?)でした☆




数あるシーンの中でも稲村VS鏑矢の決勝戦に身体が震えました!

1ラウンド2分間、ノーカットの打ち合いシーン!!

2分間にわたって本気で打ち合いながら、同時に演技(演出)であることも要求されるわけで。

すごすぎる・・・・!!

稲村役の諏訪雅士さんはプロボクサーだけど高校生ボクサーとしての演技を求められるわけでしょ?

鏑矢役の市原くんは俳優だけど稲村とタメ張る高校生ボクサーとしての演技をするわけでしょ?

あ~やっぱりすごいわ~。



ソコはTBSですからね。

例の親子もチラッと出てきますww





原作を読んではいませんが、ストーリーのつくりが『トップ☆ガン』に酷似しているなぁと感じました。

天才肌の主人公、その親友と仲間たち。

彼らを指導する教師たち。

友人の死。
挫折を経験した主人公がもう一度立ち上がって勝利を勝ち取る・・・。

青春サクセスストーリーのテンプレートがこういう構図なのかもしれませんねぇ。


最後に。

街のチンピラ崩れの役で、「この人、どこかで見た顔だなぁ・・・」と思っていたら、遠藤要さんでした!

『てっぱん』の長男坊。保険を売らずに喧嘩を売ってどうする!!(笑)