契約トラブルの多発
1970年代に入り2度のオイルショック による買い占め、売り惜しみの混乱、価格の急騰、その後の高度成長から低経済成長への以降のなかで消費者取引も多様化し諸問題が発生。景気後退の不安のなか買い控え傾向になり、家庭を訪問する販売で被害が多発。また「儲かる」をネタにマルチ商法やねずみ講など詐欺まがいの商法も急増。それに伴い昭和51年に「訪問販売に関する法律」が制定され、昭和53年にはねずみ講を禁止する「無限連鎖講の防止に関する法律」が制定された。
S51 訪問販売等に関する法律
S53 無限連鎖講の防止に関する法律
S57 海外商品先物取引の受託等に関する法律
S58 特定商品の預託等取引契約に関する法律
S59 割賦販売法(改正)
S63 訪問販売法(改正)
H12 特定商取引法
*昭和60年代は低経済成長が定着し多様な消費者ニーズに対応した多品種少量生産の成熟した消費時代が到来。より高度なサービスが求められる傾向が強まった。
消費者問題の歴史
S20 米よこせ風呂敷デモ
S23 不良マッチ追放主婦大会
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S30 森永ヒ素ミルク事件
S35 ニセ牛缶事件
S37 サリドマイド事件
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S40 ピリン系風邪薬ショック死事件
S42 新潟水俣病・四日市ゼンソク訴訟
S43 富山イタイイタイ病訴訟
S44 熊本水俣病訴訟
チクロ使用禁止運動
S45 カラーテレビ買い控え運動
*昭和20年代はモノ不足による品質・物価・計量・有害物質の問題が中心。
*昭和30年代は大量生産・大量消費の時代になり、商品の表示、薬害等が問題に。
*昭和40年代は高度成長が持続し商品の安全性に問題がある被害が多発。
ニセ牛缶事件
米よこせ風呂敷デモ
カラーテレビ買い控え運動
カネミ油症事件
カネミ倉庫で作られた食用油(こめ油)に熱媒体として使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が混入し、それを摂取した人々に、肌の異常、頭痛、肝機能障害などを引き起こした。また、生まれてきた赤ちゃんの皮膚が黒色だったため、全国に衝撃を与えた。全国で1万人以上が被害を訴えたが、認定患者数は約2000人と少ない。被害原因が食用油だったため、家族が同じ物を食べて、被害にあうケースもあったが、その場合でも家族1人だけが被害者に認定されるという、認定の基準が被害者には曖昧なものであった。
不良マッチ追放主婦大会
ネガティブ・オプション
消費者団体訴訟制度
日本政府の新しい消費者行政の一環。同制度を盛り込んだ改正消費者契約法が2006年5月31日に成立。2007年6月からの施行が予定されている。消費者団体訴訟制度とは契約トラブル等により被害額は少額だが被害者が多数にのぼるサービスを提 供している業者に対して、消費者団体が被害者に代わって訴訟を起こすことができる制度で契約や勧誘の差し止めを請求することができる。ただし損害賠償の請求はできない。訴訟対象は消費者契約法に違反するものに限られる。消費者団体の認定は特定非営利活動法人(NPO)、公益法人が対象となる。
SNS
ソーシャル・ネットワーキング・サービス。登録した人のみ参加可能なインターネットサービス。ブログなどと異なり、通常は知人や友人などの紹介で参加するため安心感がる。匿名の掲示板では多いトラブルが比較的起こりにくいとされる。日本ではミクシィが最大手で他にグリー、CURURUなどがある。