クマガイソウ・・・・・・この花に対比するものとしてアツモリソウというのもある。
こう書けば、平家物語で語られている熊谷次郎直実と平敦盛のことかと推測できよう。
膨らんだ形の唇弁を、戦の時に武士の背負った母衣に見立て、源平合戦の熊谷直実(くまがい なおざね)と、平敦盛(たいら の あつもり)にあてたものである。
アツモリソウはピンクの華麗な花である。
クマガイソウもアツモリソウもどちらも希少な植物になってしまい、山に入っても滅多なことでは出会えなくなってしまった。
ところで埼玉県の熊谷(こちらは”くまがや”と発する)市は、最近では"日本一暑い町"という変な接頭語が付くようになってしまったが、私の故郷である。
この街ではクマガイソウの自生は無いものと思う。
クマガイソウは山の標高500-1000メートルくらいのところで生育し、アツモリソウは高山帯でごく稀に見かける花である。

