弟さんの地図のおかげで、場所はだいたいわかりました。
そして彼が紙に書いてくれた住所のメモを大事に持って、
その家を訪ねてみました。
玄関脇にバラが植えてある大きな家、そこに彼女はずっと
いたんだ・・何十年も宮古に・・・
突然訪ねることはできませんでした。
まず、手紙でもなく、葉書を出しました。
「手紙を書いてもいいですか?」という内容で。
そして、返事は届きました。
昔と変わらない達筆で、大きな立派な文字、彼女自身を物語るような
しっかりした文字を見てしばらく涙が止まりませんでした。
年に2〜3回会うようになりました。
彼女はあの家で、7年間お母さんの介護をして 送ったのだそうです。
びっくりしたのは、彼女のお酒の強いこと。
中学時代までしか知らないから、酒豪だと知る由もなかった。
彼女が宮古の美味しい店に連れて行ってくれるようになり、
知らないお寿司やさんも覚えました。
「飲み助の情報によると・・・」彼女の会話にしばしば出てくる
「飲み助」って・・
「それいったいどこの誰??」と聞いてみたら
「実は弟」という話でした。
私の弟も脳血管に難ありで、毎日の薬の量は半端ない。
弟たちは二人ともずっと独身です。
姉の苦労はまだ続くよね・・・
と口には出さなくても、思いは同じだったはず。
彼女の家を快く教えてくれた弟さんに心から感謝いたします。
心からご冥福をお祈りします。