怪我したアンちゃんを連れて行った時のことです。
前の患者猫さんがいました。
「うん、これは立派なリンパ腫です。しかも複数ある、ほらここにも」
私からも目で見えるほどの塊を
先生は手でつまんでました。
「つまりガンです。」と いつも無駄なく話する獣医さん。
「そ、それは、手術とか・・・」と
かなり細身の女性の飼い主さんが尋ねました。
「いや、これは手術はできません。
年内 もたないだろうと思います。
ご希望なら大学の獣医科病院を紹介します。
しかし病理検査だけで15万、かかります。
その後抗がん剤治療は、週10万かかります。」
飼い主さんは泣き出しました。
その様子と 声すら出さず かなり弱っている猫ちゃんの
様子に こっちまで泣けてきました。
うちのアンちゃんは獣医さんに連れて行く時から
キャリー(かご)に入れた時から
「あおーあおー出してだして 病院イヤーーー!!」と
大絶叫続けますから。
その方はタクシーを呼んでいました。
つまり足がなければ、早めに獣医さんに連れてくることって
難しいのかも知れません。
ずっとすすり上げてるその方に、私は治療後
「お大事にしてください」と声をかけて立ち去るのが精一杯でした。
うちの娘たちは、猫のシモベ状態ですから、ちょっとでも
怪我したり具合が悪いと、早く獣医さんに連れてって!と私を
せきたてます。
つくづく猫も人間も健康が一番ですよね。