コミックス | ANKOのブログ

ANKOのブログ

バラが大好き。漫画家です。

欲しい漫画本があって、大きな本屋さんに行きました。

 

コミックのコーナーはたくさんありすぎて、

その中で自分が欲しい本がどこにあるかが

わからない。

 

最近のコミックスの背表紙の文字と作家名も

とてもおしゃれで細くなっていて、目が見えない。

 

結局あちこち探して見つからなかった。

 

検索の機械があったのに、、と娘には言われました。

(次女はかつて本屋さんで働いてました)

 

ずっとずっと昔のこと

自分の単行本が出た時、膨大なコミックスの大海原で

ほんのわずかなファンの方が探すことはできるのか、と

暗澹たる気持ちになったものでした。

胃が痛くなり、がっくり落ち込むので

それから本屋のコミックスコーナーは行けなくなりました。

 

同じ頃、ブック◯◯という中古本屋が台頭して、

棚を眺めて、消えていったあの人この人の名前を改めて知り、

つまりこれは墓標なのだと、気がついたら足が震えました。

カビくさい中古コミックの山に頭痛を覚えまして

中古漫画本屋にも行けなくなりました。

 

コミックスの大海原。

それは今も変わらない、ますます多様化して、次から次へ

出ては消えていく、流行の最先端コミック。

 

ネット配信のコミックもすごい量で、どんどん新しい作品が出るので

驚くばかりです。