大学受験専門塾ASの阿部です。

 

高校に進学したばかりのお子様を持つ保護者様に向けて、この記事では主に大学受験の仕組み(その3 国公立大学 一般受験)をお伝えしたいと思います。

 

①受験の仕組み

②受験回数

③試験科目

 

①受験の仕組みですが、

国公立大学の受験をするためには

必ず共通テスト(昔でいうセンター試験)を

受検する必要があります。

 

その後、基本的には各大学の2次試験を受験します。

 

そして、共通テストの点数と各大学で実施する2次試験の総合得点によって合否を判定します。(一部例外あり)

共通テストの配点比率と2次試験の配点比率は

大学によって異なります。

 

②次に受験の回数ですが、

国公立大学の場合は一般受験で受験できる回数は

 

前期・中期・後期の

最大で3回

 

となります。

 

例えば

 

東北大学では、

全学部で前期試験がありますが、

中期試験はなく、

また一部のみの学部(経済学部など)で後期試験があります。

 

宮城大学では、

全学部で、前期試験および後期試験があります。

 

高崎経済大学では、

学部によって異なり、

地域政策学部は前期試験および中期試験、

経済学部では中期試験および後期試験の実施となります。

 

よって、例えば

前期は東北大学経済学部

中期は高崎経済大学経済学部

後期は宮城大学事業構想学部

のような受験をすることができます。

 

 

大学によって、また学部によって、

受験できる機会が変わってきます。

 

③試験科目についてですが、

 

まず共通テストは

基本的には

6教科8科目を受検する必要があります。

(もちろん大学・学部・学科によって

異なります。)

国語

数学(数学1A、数学2BC)

英語(リーディング、リスニング)

社会(文系なら2科目、理系なら1科目が基本)

理科(文系なら1科目、理系なら2科目が基本)

情報(25年入試より実施)

 

 

次に2次試験は、各大学の学部・学科ごとに

受験する科目が異なります。

国語・数学・英語の3科目が必要な大学もあれば、

小論文だけが必要な大学もあります。

また同じ数学でも学科によっては、

出題範囲が異なることがあります。

 

 

以上のように、簡単ですが

3つの点をご紹介しました。

 

どの項目においても

「大学・学部・学科によって異なる」

という文言を多用したように、

大学受験は細かな部分で様々な違いがあります。

 

「大学受験は情報戦である」

ことをぜひご理解ください。

 

正直、この記事を読んでいただいた程度では

大学受験の概略程度しか理解いただけないでしょう。

しかし、

何度も書きますが、

受験を有利に進めるために、

必要な情報をしっかり集める(=情報戦)

ということを少しでも頭の片隅にいれて

いただき今後の志望校選びなどに

役立てていただければ幸いです。