大学受験専門塾ASの阿部です。
高校に進学したばかりのお子様を持つ保護者様に向けて、この記事では主に大学受験の仕組み(その1)をお伝えしたいと思います。
まず大学受験には様々な受験方式があり、大きく3つに分けられます。
①学校推薦型
②総合型入試
③一般受験
以上の形に大別されます。
まず、①学校推薦型ですが、
学校推薦型と聞くと、
多くの保護者の方が
私大の指定校推薦のことだと
考えると思います。
もちろん、私大の指定校推薦のことを指す
受験方式でもあるのですが、
実は、
国公立大学にも
学校推薦型の受験方式があります。
国立大・私大の学校型推薦の
共通点は
両方とも
学校の内申点が重要
ということです。
両方とも学校の内申点が基準を満たさないと受験資格を手に入れることができません。そのため1年の最初の定期考査から主要5教科だけではなく、実技教科もしっかり準備をする必要があり、またこれを3年の夏明けの定期考査まで続けていくことが重要です。
ただし、どんなに準備をして高い内申点を取り続けていても、自分の内申点より高い内申点を取っているライバルがいて、そのライバルが自分の受験したい大学の推薦を希望した場合、希望の学校推薦を取ることができません。(例外あり:推薦枠が2つあった場合などは自分とライバルの2人が推薦を取れます)
しかし、
両者には大きな違いもあります。
私大の指定校推薦は基本的に、
高校から学校推薦がもらえれば
ほぼ100パーセントで合格
となります。
(警察のお世話になってしまったり、受験の際に大変非常識の行動をした場合を除きます。阿部の経験上、学校推薦をもらって普通に生活していた生徒が不合格になった事例はありません)
高校からの学校推薦がもらえるかは11月の職員会議で正式に決まります。が、事前に担任などから推薦がもらえそうか否かはだいたいわかります。
一つ注意点としては、
私大の指定校推薦が
必ず毎年高校に来る
ものではない
ということです。
たとえば、
去年は、中央大学法学部(法学科)
の指定校枠があったが
今年は、中央大学法学部(政治学科)
の指定校枠に変更になる場合などがあります。
もちろん、枠そのものがなくなっている場合もあります。
自分が受験するときに希望する大学の学部・学科の指定校推薦枠があるかは遅くとも夏休みまでには判明するでしょう。
私大の指定校推薦は
ほぼ合格する一方で、
国公立大学の学校型推薦は、
内申点があれば
出願条件はクリアするだけで、
小論文や面接、また一般試験と同様に数学や理科などの科目試験を受験する必要があります。大学により様々な試験科目がありますので志望する大学の要綱を必ず確認してください。
また受験倍率も2倍から3倍の倍率が付きますので、必ず合格するわけではありません。ここが一番大きな違いになります。
近年の大学受験は
情報戦です。
早くから情報を手に入れた人は早くから試験の対策を始めることができます。
大学受験を賢く乗りきるためには、まずしっかりと大学受験についての情報を手に入れましょう。
高3になってからでもいいや、と思っているとすでに手遅れになってしまう可能性があります。受験で不利にならないよう積極的に動いていきましょう。
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聞きたいことがありましたら、
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