大学受験専門塾ASの阿部です。


現在、入塾面談や進路相談を受け付けております。下記のきじを参照ください。


参考になるかは分かりませんが、これまでの教え子たちの受験の経験談を書いてみたいと思います。


経験談①

進学先 早稲田大学社会科学部


この生徒は、阿部が本格的に大学受験を担当した生徒の第一号です。


実は、この生徒は高校受験で第一志望を失敗していました。担当は阿部です。合格するかは五分五分で、本人にも厳しい戦いになることを伝えていましたが、現実は大変残酷なものでした。


第二志望の公立高校に進学し、一旦塾は辞めました。しかし高2の春に、サッカー部で活躍していましたが、大学受験を真剣に考えているとのことで、阿部の所に相談に来ました。


当時の阿部は高1・2年生の補習を担当するくらいで、大学受験の本格的な勉強からはだいぶ離れていました。


正直、阿部は担当することをかなり渋りました。


ただその生徒は、

「高校受験で良い結果は出なかったけど、あの時からある先生への信頼はまだなくなっていない。だから今回もお願いします。」


このようなことを言ってくれました。(まぁ、本当はもう少し砕けた言い方だったんてすけどね)


阿部も覚悟を決めました。

生徒からの信頼に応えたい。

高校受験の悔しさをまた味わせてなるものか。


受験まで、授業や質問対応だけではなく、本人と何回も面談をして、どの時期にどの参考書をやれば良いかなどの話をしました。進路指導として当たり前の対応をしました。


そして、高3の春くらいだったか、他塾の講習も受けてみたいと相談がありました。受験科目で阿部が担当できていない科目でした。


阿部は受講するように本人に伝えました。塾を掛け持ちする生徒がたまにいますが、それに関しては阿部は特に何も思いません。生徒が受講したい科目があるなら積極的に他塾であっても受講した方が良い。


ただし、受講の仕方には口を出しました。あまりに受講数が多かったからです。


「これではただ受講するだけで、何も身にならないぞ」


と、伝えました。本人も自覚があったようで、


「そうですよね、多すぎだよね」


と言っていました。


そして、受験本番。

受験校は早稲田を第一志望に、MARCHを何校か受験するパターンにしました。実力的にはMARCHなら問題なく合格するだろう、早稲田はかなり微妙かなという勝負でした。


しかし、MARCHの受験が終わり、合格発表が過ぎても生徒からは何の報告もありませんでした。


阿部は基本的に、生徒からの報告を待ちます。あまりこちらから合否の報告を急かすことはしません。


このときも早稲田の発表まで待ち、もし連絡がなければ、覚悟を決めて連絡しようと思っていました。



さて結果は如何に・・・






なんと早稲田大学のみ合格


MARCHは全滅だったそうです


これには、阿部も生徒本人もびっくりでした。


生徒はことごとくMARCHがダメだったので、連絡できなかったと、後で言っていました。


そりゃ、そうだよな。しんどいよな。


といいながら、阿部も生徒も満面の笑みで話していました。

一度、悔しい思いをさせてしまいましたが、大学受験で最高の結果を出してくれて、本当に良かったです。



衝撃的な受験結果と生徒の満面の笑み。


このときの驚きと感動はいつまで経っても忘れられません。