梅雨前連載小説 「社員観察記録」
私の名前は万田 久史(まんだ ひさし)、
とあるメーカーの窓際使いっ走り契約社員だ。
試験管の中の微生物のように、
会社の中の人々を観察して記録
してほしいと銀河パトロールに要請された。
なぜこの会社なのか、なぜ私なのか、
なぜ今さらサラリーマンやOLの
生態を分析するのか、わからないこと
だらけだ。しかし、会社にも仕事にも
はりのでない私にとって、
この秘密の仕事は刺激的に
思えたので引き受けた。
明日からどう観察してやろうか。
月曜、いい晴れの日に限って、その日はつまらん
今日、会社では一大事があったような
雰囲気だったが、つまはじきものなので
何があったのか分からなかった。
今日のお昼はすしを食ってやった。
このことは誰も知らん。
