こうして「インターフェロン」による間質性肺炎と診断され、それに加え肺がんが見つかり診断を受けたのはH25年1月のことでした。
半年前の「インターフェロン」を始める前に撮った胸部~腹部の造影CTでは見つからなかった…
もちろん、呼吸器のこの先、主治医となる医師も半年前のこのCTを見直してくれた。
やっぱり、見つからない。
ということは、半年前にはなかった癌です。
半年の間に何もなかった状態から約4cmまで成長した癌でした。
右の肺には恐らくこれが原発だろうという小さな癌もありました。
肺の中のリンパ節にも転移が見られました。
レントゲン撮影を月に1度は受けていた。
11月には心臓の手術もしたんですよ。
それでも見つからなかったのです。
私たち夫婦はもちろん、家族、周りの人たちみんな、不信感しかありませんでした。
消化器の先生や循環器の先生は医者だけど自分の分野ではない事はさっぱり診れないんですね。
大きい病院は専門ごとに科が分かれていてそれはとても便利で効率も良いのかと思いますが、こういう経験をすると果たしてそれでいいのか?と問いたくなります。
こんな風に納得いかない状況でした。
それでも、治療を急がなければならかった事、納得出来ないまま受け入れざるえない現実でした。
そんなことを言ったからと癌が治るわけでもないし、闘うしか道はありませんでした。
そんな気持ちの中での「小細胞肺がん」と向き合い闘う日々が始まりました。
続きます。