朝起きる楽しみがない。
これはソウルでも同じことだったけれど、それでも今考えると朝に関してはまだ猫のアラが居た分、若干違っていたかも。
子供たちに学校や何らかの問題があったとしても、アラには笑うことができた。
ただ相当に自信の喪失感がひどい日なんかはアラでもだめなときがあった。
朝になるとなぜに頭の中が洗濯機でかき回されたようになるのか。
右手が震えて力が入る。
そして何度も頭をかきむしる。
右手のこぶしをタオルで縛り付けてもう一度眠りの中に閉じ込めようとするが、それが難しい。
光がよく入る小さな部屋なのでいやおうなしに明け方から目が覚めることも多い。
私の中には人に対する恨みがある。
それからソウルで生活しながら受けた痛み、異邦人として暮らしてきた苦しみが消えない。
それはすべて悪いことだけではなかったけれど、思考の中ではいいことと悪いことしか記憶していないようだ。
日本の生活を始めてからも、過去に人から受けた痛みがよみがえるらしい。
それが朝の私の頭の中。思考の洗濯機。
きれいになって出せればいいのだけれど、ただぐるぐると回って騒音を出すだけだ。
いっそのこと、記憶喪失にでもなってくれれば楽になるのではと思う。
いつか去年の奇行を誤りたい。
いくら私を裏切ったとはいえ、それでも首に手をかけることなんてしてはいけないことだった。
その時はなんとか自分の手を自傷して止めた。
その時その人は、本当に私にすべてを託していたのかもしれない。
でも誰も、どこの誰も命を左右する権利はないことわかっている。理性では。
いつか機会があれば会って謝りたい。
私は人を愛してはいないのかもしれない。
日本の梅雨はこうだったんだな、と思うのが洗濯物の乾きにくさ。そして洗濯物が生臭くなりやすい。
ソウルは梅雨が7月くらいにあるけれど、なかなかまとまった雨が降らなかったから
バイクに乗るときもあんまり雨がっぱを使ったことがなかったけれど、持ってきてよかった。
日本に来た早々、何度も使っているから。
暑くないから調子がいいかなと思って、地元の大きめのリサイクルショップでフィギュアが売ってるらしいとネットで見たので買えなくても見物したかった。
バイクにも乗りたかった。
新しいバイクは音もよくて何より燃費もいい。なんでもそうだけれど、音が心地いいものは安心する。
お昼の薬を飲んだ後、陽もあまり差していない状態だったので出かけることにした。
途中で頓服の薬を持ってきていないことを思い出した。
そのせいか動揺して、バイクを運転しながら一度目のパニックの発作が起きた。
少しゆっくり走りながらやばい時には止められるくらいのスピードで走りつつ
深呼吸。
途中で帰りたくなったが目的地が見えてきたので少し安心する。
到着してみると建物がとても大きいモールのようなものの中の2階に位置していた。
さて、入ってみると、、、とても大きい。 ![]()
本だけでなく服や家具、スポーツ道具などもあった。目についたのがサーフィンボードまである、
初めてみた。海とサーフィン、あこがれるなあ。
目当てのフィギュア、ホビーコーナーも結構な量であったけれど
なんでこう同じ系列のものが多いのだろうか、、、美少女系フィギュアとか日本では人気があるのかな。
それとワンピース、あるいはガンプラ。
私の目にひくようなものは正直一つもなくて、見ているとだんだん疲れと光の多さのためか
また発作が起きてめまいがした。冷や汗。。。
そのフロアの結構中のほうまで来てしまったせいか、よけいにしんどくなってきた。
暑くもないのにだらだらと冷や汗がでてきている、頭もふらふらする。
急いでその場を後にすることにした。
頓服がないと発作はなかなか収まらないから、きついときは移動するしかない。
帰り道、回らない頭で浮かんでくるのは、こんなんでどうやって生きていくんだとか
こんなんでどこかに行ってあげるとか無理だわとか。
花火大会見に行きたいけど、人が多くてやっぱ無理だわとか。
結局、むりむりの思考になってしまう。
仕方がない、仕方がない。
こうして生きていくしか方法がない。


