僕の大好きな人はしょおくんって名前だ
しょおくんはとっても優しくて
僕のお願いごとはなんでも聞いてくれる
しょおくん あそぼ
しょおくん ピアノひいて
しょおくん 抱っこして
しょおくん
しょおくんの手はとってもあったかい
じゅんは甘えん坊だな
そう 僕はじゅんて呼ばれてた
だけど最後にじゅんて呼ばれたのは
しょおくんじゃない気がする
白い服を着た人
あれは誰だったっけ?
だんだんとしょおくんの記憶が
遠くなっていく
しょおくん…
みゃあ
やっと起きたか
みゃ?
誰?
なんだ忘れたか
みゃみゃ
あ にゃんこの神様だ
おはようございます
て、ことは
僕 やっぱり死んじゃったの?
ずいぶんと長く眠っておったな
ねぇ 神様
前に人間にも生まれ変わることが
できるって言ってたよね
ああ お前の先祖が
たいそういい事をした褒美だよ
そうなの?
なんだ人間になりたくなったか
うーん
わかんない
ただし人間になったら
二度と猫に生まれ変わることはできないぞ
それでも良ければだ
人間になってしょおくんに逢える?
しょおくん?それは誰だ?
しょおくんはしょおくんだよ
さぁ逢えるかどうかは私にもわからん
なぁんだ
さあ?どうする?
どうしよう
よく考えなさい
はぁい
みゃぁ
僕、また眠くなっちゃった