私の母は今年の3月に他界しました。

その頃、仕事がめちゃめちゃ忙しかった。
だから毎日病院に通いはしたけれど、あまり長くいられないことが多かった。

いつもはわがままじゃない母なのに、
「もっといてほしい」とか
「何で必要な時にいてくれないのよー」とわがまま一杯言ってた。
私は3姉妹の末っ子で、3人(特には長女と私、真ん中は少し遠いので)ローテーションを組んで看病したけれど、夜番の私は
「もー帰っちゃうの?」って母に
「どうしても仕事しなきゃいけないのよ」と言って面会時間過ぎには帰る事が多かった。
死んじゃってから、しばらくは、海外出張とかがあって、あまり悲しむ暇さえなかったんだけど、今頃いろんなことを思い出し悲しい気分に急になることが多い。
「じゃあ、明日また来るからね」っていうと
「楽しみにしてるからねっ」って言う母。
私は「じゃあ、私はとっても楽しみにしてるよ」って言うと
母は「じゃあ、私は、とってもとっても楽しみにしてる」
私「じゃあ、私はとってもとってもとっても楽しみにしてる」
とってもとってもとっても、どんどん二人でとってもの数を増やして笑った。
人工呼吸器を付けてる間も毎日行って寝ていて聞こえてるかどうか分からない母にその日のことなど話し続けた。
先生たちはとっても良くしてくださりました。
先生は「ご家族の方がくると、色々な数値が良くなるんです」とびっくりしていた。
それで、一度人工呼吸器が取れたんだけど、その一週間後にはまた悪化して死んじゃった。
でもその最後の一週間、母はとても穏やかになって、
「また会えて良かった~」って言ってた。
私が「お母さん良くなってね。私、困った事あったらお母さんいないと困るんだからね」って言うと
「そんな時があったら、お姉ちゃんに相談するんだよ」って言ってた。
もっと一緒にいてあげれば良かった。
母が亡くなる前の日、夜中までいて、仕事を片付けに戻る時、流れ星を見た。

何が書きたいのか分からないけど、今頃とても悲しくなったりしてる。
父はとっても優しい人で家では一番頭の切れる人だったのに、ぼけちゃった。
母はボケた父をいつも連れて出かけていた。
父はもう10年前に亡くなってしまって、それから母はいつも言ってた。
「もうお母さんはお父さんのところへ行きたい」
「こんなに悲しい思いをするなら、こんなに愛したりしない方がよかった」
そして、編み物ばかりしていた。
書道家だったのに、筆も持たなくなってた。

今、天国で父の出迎えを受けて二人で仲良くしてると信じたい。
そして私は、母も父も私自身の中にいるって信じてる。

みんな~、親孝行してあげてね。
しんみりした話でごめんなさいね。