ストーリー、シナリオが良い、泣ける作品と評価が高かったのでプレイするも、びっくりするほど刺さらなかった。

私には難し過ぎたのかもしれない。
これは乙女ゲームではなく、普段から小説を読む人、考察が好きな人におすすめの作品だったようです。

なにが一番ダメだったのか考えた所、主人公の遠野紗夜を受け入れられなかったからかと。
全く感情移入できないのは仕様らしいですが、紗夜と言うキャラクターを好きになれなかった。

女のキャラなんて「可愛いは正義!!」で、容姿さえ良ければそれだけでモテモテのハーレムで全然構わないと思っています。
でもそれはそれ以外特に魅力がないってことであって、紗夜は本当に見た目がお姫様なだけでそれ以外のマイナスが多すぎる。
メンヘラであざとく、我も強い、わがままで甘ったれの依存体質で、なんというかとにかく面倒臭い。

なかにはヤンデる依存っ子が大好き!って男性がいても良いけれど、全員もれなく好意的。
唯一、お前が嫌いだ!と言ってくれていた夏目くんでさえなんだかんだ仲良くなっちゃうし。

兄さんも日生先輩も桐島先輩も千代も夏目くんも良いキャラで好きですが、特別に刺さるキャラでもなく。
誰か一人でも物凄く好きな男性キャラがいたら、そのキャラが惹かれたヒロインである紗夜にもう少し歩み寄れたかもしれない。
キーパーソンになる"自称死神"の「蒼」も好きになれなかったのもきつい。
蒼も心の病を患っているんだと思う。

物語の主役である「死神(蒼)と少女(紗夜)」二人がどちらも病んでる。
紗夜と蒼はどちらも悲劇のヒロイン、特別な自分感が凄く強くて見ていて辛い。

話は面白かったです。
ドキドキハラハラ、そうきたか!と何度も衝撃展開があるし、続きが気になった。

でも毎回毎回好意を寄せてくれる日生先輩を振らないと次の章に行けないのが地味に嫌だった。
キャラクターの中で日生先輩が一番好きだから、日生先輩が主人公に冷たくあしらわれるのを見るのが悲しい。

どうせクセが強い主人公なら、クラナドの風子みたいな不思議キャラだったら良かったな~。
作品のダークな雰囲気がぶち壊しでダメか?