いやぁ、すっかり暮れも押し迫ってまいりましたねぇ。

清水寺でお坊さんが、「…これ…何て書いてあるの…?」と、戸惑ってしまうほど、達筆すぎる筆さばき書道で『今年の漢字』を書いている映像を見ると、いよいよ年末だなぁ…としみじみします。

 

先日、久しぶりに映画館で映画を見ました。

『この世界の片隅に』

 

主人公は、戦時中、突然の縁談で広島から呉にお嫁入してくることになった、すずさんという18歳の女の子。

 

物語の冒頭から、食料は配給だったり、オシャレ好きの義姉のワンピースや帽子が物置にしまわれたり、というような描写はありますが、メインとして描かれているのは、そういう不自由な中でも、少ない材料でできるだけ料理の品数を増やす工夫をしたり、着物をほどいて、オシャレなモンペにリフォームしたり、今でいう、「時短節約の裏技ビックリマーク」とか、「100円グッズでオシャレに変身ビックリマーク」みたいな感覚で、どこか楽し気なすずさんたちの日々の暮らしぶりです。

 

色々と不自由で、苦しい時代であったことは確かなのでしょうが、決して暗いばかりではなく、そんな中でも、人々は楽しみを見出したり、ちょっとしたことで笑い転げたり、恋をしたり、と私たちと変わらない日常を一生懸命生きていたんだなぁ、というのが、かえって胸に迫ってきます。

 

クスクス笑えたり、ほのぼのするシーンもたくさんあって、戦争の残酷な描写はほとんどありません。

徐々に色濃くなっていく戦争の影に、ささやかな日常がゆがめられて、傷つけられても、それを乗り越えて、精一杯生きていこうとする善良な人たち(←ホント、みんないい人ばっかりなんですよーしょぼん)の姿を淡々と描いているのが、より切なく胸に響きました。

 

また、主人公のすずさんが、ぽわ~んはなとしているのですが、がんばり屋さんで、健気でホントにかわいいんです。  演じたのんさんの声もイメージにぴったりで、すっかりすずさんの虜になってしまいましたラブラブ

 

で、映画館→本屋へ

原作を一気買いしちゃいました。

原作には、映画ではまるっと省略されている、私にとっては、わりと衝撃のエピソードがありましたえっ

それを踏まえると、より腑に落ちるというか、しっくりする場面があったり、逆に原作では絵だけのところに、映画ではぴったりのセリフが当てられていて、良い感じに補完し合ってくれて、より世界観が理解できたような気がしましたアップ

 

映画とか、本は人によって解釈も好みも色々なので、今までは、観てもあまり感想などは書かないようにしていました。

が、この映画は、「クラウドファンディング」という、『聞いたことはあるけど、詳しいことはちょっと…(←すみません汗)』という、制度を使って、広く一般から資金を集め、ようやく公開にこぎつけたというだけあって、宣伝にかける費用がないのか、上映映画館にもかかわらず、販促ポスターやパネルなども一切ありませんでした。

もちろん、TVでのCMもなく、本当に、映画にかかわった人たちの情熱と、観た人たちの口コミで広まっていった映画なんだなぁ、というのを実感して、私もすずさんファンの一人として、発信せねば、と思ったわけですメラメラ

まぁ、それこそ、このネットの片隅のブログに書いたところで…とは思いますけど汗

 

とにかく、1人でも多くの人に見てもらいたい映画です。そして、さらにヒットして、上映館が拡大されて、地元の映画館でも上映してほしい~!! 地元に来たら、もう一回見たいです。

 

ちなみに、私は夫の周作さんが、4歳も年上なのに、すずさんのことを「すずさん」と呼ぶのが、かなりツボでしたキラキラ

妻のことを『さん付け』で呼ぶ男性って、ステキですよね~ラブラブ