どなたかの参考になればと思い、
今日はちょっとだけ真面目に書きます。
息子が、日本で言うところの『学童』的な所に通うことになりました。
「香港家庭福利會」というところで行っている、小学生を対象とした『成長綜合課程』というプログラムです。
月曜日~金曜日
16:00~19:00の毎日3時間。
内容は、
宿題指導 1時間半
休憩&おやつ 30分
自由活動 1時間
費用950ドル/1ヶ月
息子の低学年クラスは9人で、各自宿題をしてわからなければ指導員の方が教えてくれます。
指導員の方達も親切で、ウチの事情を理解していてくれて、宿題がたくさんあって終わらなさそうな日は、私が教えるのが難しい中文と常識を優先にやってくれて助かってます。
おやつはおせんべいやチョコレートなど。
息子がやたら海老せんを持って帰ってきます。
自由活動の時間は
宿題が終わっていなければ続きをしたり、
自習をしたり、
本を読んだり、
玩具で遊んだり、
ときどきイベントがあったり。
高学年の子達が焼いた餃子をみんなで食べたり、
ボランティアの方が来て、バルーンアートを教えてくれたり、
ケーキをデコレーションしたそうです。
イベントがない時は、いつもお友達とポケモンカード対戦か、ボードゲームをしるらしいです。
ポケモンカード、一度も買い与えた事がないのに、日に日に増えているのが少し心配。。。
ここに通いだす前は、スクールバスを降りたら、歩いて娘の幼稚園にお迎えに一緒に行って、17時過ぎに帰宅し、
手洗い着替え、おやつを食べて、宿題を始められるのが17:30~でした。
平均90分、多い時は2時間宿題にかかっていて、
まず私が中国語の問題を理解しておしえるのに時間がかかってしまったり、合っているのかも怪しかったり、分からなくて夫にメールで聞いたりして何とかやっていました。
それでも数学の問題の意味を間違えて教えてしまい、不正解だったりすることもたまにありました。
小学校1年生がひっかかる応用問題に、私ももれなく引っかかてます。
そして物覚えが悪く、すぐに横着しようとする息子に、つい感情的になってしまうこともしばしば。
何度も
「二度と宿題一緒にやらない!1人でやれ!」
って怒鳴ったことか、、、、

実際には怒鳴る前後も長々とガミガミ叱り倒してますし。
で、その後イライラしながら、慌てて夕飯を作ります。
夕飯の下準備は昼間のうちにしておきますが、宿題をしてからだと食べ始まるのが8時くらいになってしまい、息子は翌日6:30起きのため、お風呂に入って9:30~10:00に就寝。
息子も私も(なんなら娘も)ホントにバタバタなのです。
ちなみに夕飯を食べた後、宿題をしようと試みたところ、
のび太君も顔負けってくらい秒速でウトウトしだすので諦めました。
とはいえ、現在も7時に福利會に迎えに行き、7時半前に帰ってきてから宿題のチェックをしてご飯なので、夜のバタバタはそう変わりないのですが、
宿題への負担とイライラが大幅に減った事、さらに息子の広東語力がみるみる伸びてきているので、我が家にとってはいいことづくめです。
強いて言うなら、
息子の小学校のバスの送り迎え
福利會の送り迎え
娘の幼稚園の送り迎え
と、私が一日中送り迎えしているような気になるくらいw
平日は朝7時前に家を出て、夜7時までずっと広東語の環境に身を置いて、日本語で話す時間は実質3時間もないくらいなので、
これからどんどん広東語が上達して、ちょっと成績も上がってくれるかなと期待しています
一般的な英語や数学の補習塾だと1レッスン1時間で安くて200ドルくらいからありますが、
福利會の「成長綜合課程」だと、勉強をみっちりというわけではないですが、平日毎日3時間で月950ドル。
息子にとっては宿題と託児サービスと広東語レッスンに通っているようなモノですから、とてつもなく経済的。
もちろん一般的な香港人家庭にとっても、かなりありがたいサービスだと思います。
なので地域によっては、何人もの児童がウエイティング状態で、すぐには入れません。
息子が通っているところはk2(年中さん)から申し込みが可能で、
私も息子がK2の時に申し込みをしました。
幼稚園の宿題ですでに行き詰っていて、どこか教えてくれるところはないものかと探していたら偶然見つけて、
「小学生からしかできない(今考えると当然と言えば当然)けど、小学生の方に申し込んでいく?」
と聞かれて、
「でもまだK3(年長さん)にもなってなってないけど申し込めるの?」
と聞いたら、
「出来るよー!すでに何百人も申し込みをしてるよ」
と教えてくれて申し込みました。
待っている2年間に、2学年が卒業して抜けていくわけですが
小学生になってしばらくしても全く連絡がなく、諦めていたところに「空きが出た」と連絡を貰い、
「ウエイティングしている児童が何人もいるので、確実に加入するならすぐに面接したい」と言われて、翌日の土曜日に簡単な面接をして、週明けから通いだしました。
夫と義母が、2年前に申し込みをしていた私に
「よくやった!!」と大絶賛です。
香港人のママ友でもこのプログラムを知らない人が結構いて、
こういうのに通い始めたと説明したら、
「どうして香港人の私も知らないのに、日本人のあなたがそんなのがあることを知ってるのー!!」とびっくりしていました。
ちなみに各地の福利會で行われているようですが
それぞれ内容が違います。
となり駅にある福利會は、学童のようなモノもは無く、時々外にテーブルを出して、小学生ならだれでも無料で宿題を教えてもらえる「流動教室(だったかな?)」というのを開催していますし、
お友達が行っているところは、ウチと同じ学童的なところですが「宿題が終わらないと帰ってこない」と言っていましたし、
別なお友達のところは、小学校と連携していて、小学校に福利會のスタッフが来て、みんなまとめて連れて行ってくれるらしいです。
これから香港のローカル校にお子さんが通う予定のある方、
お仕事が忙しくて宿題を見る時間がなかったり、
私のように宿題に苦戦するかもしれない方、
少しでも参考になればと思います。
↓、香港家庭福利會のURLです