タイトルの件。
自分のことです。
かれこれ、結婚し、子どもを育てるようになって、20年近く。
家事をするのが自分の仕事になりました。
たびたび書いてますが、家事の中の料理。はっきり言って嫌いです。
だけど、毎日いやでもしなきゃなので、支障がない程度に料理はできるようになりました。
掃除と洗濯。これも毎日しないとなので、得意不得意好き嫌いとは関係なく、やれていると思ってます。
そんな私が。
猛烈に劣等感を抱く瞬間があります。
それは、裁縫をしなきゃならない時です。
昨日夜中、長男のスクール水着にゼッケン(名札)をつける作業をしないといけなくて。
アイロンでくっつくやつを用意してはいたのですが、だいたいアイロンだけだと剥がれるので、仕方なしに手縫いをする羽目に。
大した大きさじゃないのに、時間がかかるったらありゃしない。
そして・・・出来上がった縫い目を見て「何、この縫い目・・・」
子育てをしていると、このゼッケンをつける作業って、結構頻繁にあるので、毎回この劣等感に襲われます。
そーいえば、私の料理の師匠山本ゆりさんも著書「おしゃべりな人見知り」の中で、ゼッケンを縫うことについて格闘していました。はげしく共感。
ゼッケンに限らず。
少し前のこと。
特別支援学校に通う自閉っ娘りこちゃんの学校で着ているジャージのズボン。試着せずに(正確には試着させるのが面倒だった)注文したので、届いたものはかなり長くて。こちらも仕方なしに、裾上げをしたんですが。。。「何、この縫い目・・・」(2回目)
長男・次男のスクール水着、及び体操着のゼッケンとかは、「誰も見ていない」で、ある程度はあきらめもつくのですが、りこちゃんのズボンは、担任の先生が毎度目にしているはずなので、恥ずかしいったらありゃしない。
私、学校時代の家庭科の裁縫関係は・・・あまりにも出来なさ過ぎて、ほぼほぼ母にやってもらっていました。
そんな私が母親になり。
生き地獄だったのが、次男の幼稚園の入園時。
幼稚園って、裁縫の技術を問われる場面がほんとっと多くて。特に次男の通っていた幼稚園はそうで。
防災頭巾のカバーを、子供が自分のものとわかるように大きくデコレートしてくださいって指示があったんですが、入園して最初に教室に入った際。その並べられた防災頭巾の他のママさん達のレベルの高いデコレートを見た瞬間・・・穴があったら入りたいってまさにこーいうことって思いました。
心の中で「何、この見えの張り合い???子どもなんぞ、ひらがながそのうち読めるわ(怒)」って叫んでました。
次男の幼稚園がこーいう感じで、作らざる得ない状況の多い幼稚園だったので、ミシンは一応購入したものの、縫える状態にセッティングするところでつまづいてました。ボビンとかそーいうやつで。
なので、ただただ縫うだけのランチョンマットと超時間をかけて作った巾着袋1枚です、私がミシンでつくったものなんて。
あとは、実母にSOSを出して、お弁当袋から何からほとんどのものを作ってもらいました。
母はこんな娘を情けなく思ってるはずです。
で、今。ほとんどミシンは眠ったままです。
正直、もう何かを作るってことはないように思うので、処分したい。
なんだけど、小5の長男。今年から授業で家庭科が始まりました。
裁縫セットの注文書が来て、先日注文したものが届きました。
私が子供の時に学校で使っていた裁縫セットと大違い。なんと、ファッショナブルでコンパクトで使いやすそうなんでしょうか!!!進化がすごい!!!
実は、長男の裁縫セットと一緒に、自分のも一緒に注文しました。私のは自分の小学校時代から使ってたので、すでにボロボロだったので。
この届いた裁縫セットで、長男の家庭科の教科書をもとに一から裁縫を学びなおしたいと思います。
手縫いもしかり、ミシンもしかり。
今が劣等感を克服する時なのかもしれません。
この裁縫についてもそうなんだけど、実はピアノについても劣等感があって。
このピアノについての劣等感については、また別の話で。
昨日、ゼッケンつけに力を使い果たして、終わった後。なにか癒しをと思い。
久々にこの動画を見ました。
この映画。高橋一生くん目当てで、観に行った映画です。
齋藤工監督。色々ギャップのある映画で、好き嫌いは別れそうなんだけど、私は観に行ってよかった映画でした。
この主題歌が流れるエンディングで私は号泣しました。
私的には珍しいんですが、DVDまで買ってしまいました。
日々癒しは、必要です。