昨日は3月最後の日曜日でした。

一日としては、なかなか濃厚な一日なので、分けて書こうと思います。

長文なので、スルーする方はスルーで!

 

今日3月28日は夫の誕生日です。

その前日だった昨日の日曜日に誕生日会をしようということになり。

私の本心としては、「子どもの誕生日ならともかく、誕生日会要る?」

 

で、昨日。

長男は陸上の記録会があったため、その付き添いの夫と長男は不在。

車も長男の方で使っているので、私と次男・自閉っ娘りこちゃんは留守番。

 

こーいう時(大人1人で自閉っ娘と次男の双子と過ごすっていう時)、例えば二人連れてどこかに行っても、結局自閉っ娘にかかりっきりになり、結果次男は放っておかれるパターンが多く。

長男が一緒にいれば、兄弟2人で遊べるからまだいいのですが。

長男も高学年になり、長男は長男の予定が入ってくるので、家族でも別行動になりがちで。

 

基本、外出先でりこちゃんは正常な過ごし方ができません。

例えば公園に行っても、すぐに勝手にどこかに消える、児童館に連れて行けばずーっと何かを手に持ったままうろうろ歩き回る、人の使っているおもちゃを勝手に取る(これは基本中の基本)そして、母は平謝りみたいな。

遊べる場で、集中してその遊具やおもちゃ等を本来の使い方で遊ぶことができず。

ルールを守るってことが出来ず。

まぁ、要するに、目が離せないってことです。

 

それでも、りこちゃんだけ見ていればいいのならまだよくて。

次男も連れていると、次男にも気をかける必要があり。

こーいう時、次男の友達にばったり会うっていうのが一番助かるんだけど、願っている時ほど誰にも会わないもので。

 

こんな環境で育った次男は、自ずから1人で上手に遊べる手のかからない子になりました。

人の話は誰よりも聞くし、場の空気もすぐに察する、とてもいい子。

逆にそれが心配なのです。

子どもだったら子供らしく我を通していいんだって思うのです。

第1子の長男は、親も色んな事が経験がなくて、それなりに手をかけて。

故に長男は適度にわがまま。とは言っても、他人に迷惑をかけるようなわがままでもないので、本来あるべき子どもの姿かなと。

次男の聞き分けの良さは、母として胸が痛いのです。

 

次男がもう少し小さい時に「お母さんが二人いればよかった」と泣いた時があって。

この言葉を言われた時のことは、ずーっと頭から離れません。

 

障がい児の兄弟姉妹あるあるなのでしょう。

 

で、なるべく次男には気持ちをかけてあげようと思っているわけです。

 

そこで、今回は次男と夫の誕生日ケーキを作ることにしました。

りこちゃんも傍でうろうろしているので、じっくりと調理に手間をかけられないので、簡単なレシピでってことで。

ここでも登場。私の心の料理の師山本ゆりさんのレシピ。

 

このレシピを紙に印刷して、前日に材料は調達しておきました。

が・・・いつのまにイチゴを口にほうばるりこちゃん。

普段いちごなんて食べないくせに。何故???

 

仕切り直しで、昨日再びスーパーにイチゴを買いに行きました。

次男とりこちゃんを引き連れて、歩いて。

たかだかスーパーに行くっていうことなんですが、これが結構自閉っ娘を連れてってのは毎回エネルギーを使うのです。

まず、歩いていきたがらない。

「歩いていくよ」と一応声はかけてはいますが、本人的には車に乗るっていうのがマイルールだから、玄関を出て真っ先にマンションの駐車場に向かうわけです。

昨日はそれでも車がなかったから、あきらめたのか割とすんなり歩き出しましたが、これが車があった日には・・・。車の前で座り込んで「はい、動きませんー--ん」という態度をとるか、ギャン泣きして要求を通そうとするか。

 

予定外の労力がかかったものの、無事イチゴを再調達。

帰宅後、材料や調理器具を準備し、いざクッキング!!!

 

一緒にできることは限られているけど・・・自閉っ娘りこちゃんもちょっとは興味もつかなぁとエプロンは用意したものの・・・手にしたじゃがりこをほうばっていて、全く興味なし。

割り切って次男と二人で作ることに徹しました。

 

 

とても分かりやすく、簡単な誰でも作れるレシピなはずなのに・・・

生クリームが泡立たないったらありゃしない。

レシピにはハンドミキサーとあったけど、家にはないので、手動。

いくら手動っていってもこんな時間がかかる????っていうくらいかき混ぜるはめに。多分40分くらい費やしました。

 

後で分かったのですが、使った生クリームの表示を読んだところ、かき混ぜる前に氷水に入れて3分冷やしてくださいと書かれてありました。

私は「氷水の入ったボールにどうせ入れて混ぜるんだから、これはしないでいいっか。」と勝手にその工程をカット。

 

そして、私と次男の泡たてるスピードが遅く、そうこうしているうちに温度が上がったため、クリーム状にならなかった模様。

結構お値段のする純生クリームでしたが、これを諦めて、今から一番近いドラッグストアで、ホイップクリームを調達しようかな・・・と一瞬迷いが生じたのですが、料理の師山本ゆりさんが、生クリームを勧めていたんだから、ここは絶対にあきらめてはいけない。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」by安西先生fromスラムダンク

 

生クリームと格闘している間、横ではりこちゃんがウロウロよからぬことをしたりして、気が気でない中、なんとかして生クリームを復活する方法をスマホで調べ、結果。

 

・冷蔵庫で1回冷やす

・レモン汁を混ぜる(ポッカレモン)

 

で再チャレンジ。

 

みるみると泡立ち、クリーム状に!!!

「クリームになったぁああ!!!」と歓喜する私の声に、

この工程が異常に時間がかかったため、一旦次男には「好きなことしてていいよ」と告げていたので、別室にいた次男が戻ってきて言った言葉が

「よかったね、お母さん」

 

情けないな・・・ほんと、こんな母でごめね。

いそがば周れって、こーいうことよね。。

 

そうこうして出来上がったのがこれ↓

あれ?上のレシピと同じやつだよね???

でも、次男は達成感があったようで、完成を喜んでました。

 

長男と夫が帰宅後、家族で食しました。

もともと、ケーキをそれほど食べない次男でしたが、お父さんのために作りたいと言ってたこと、自分が作ったっていう特別感もあり、美味しいといってペロリと食べてました。

生クリーム大好き、長男&自閉っ娘ももちろんペロリ。

夫も嬉しそうに食べてました。

夫に「よかったねぇ。やっぱり誕生日って嬉しいもんでしょ?」と問うと。

「こーやって祝ってもらえるのは嬉しいけど、年をとることに関してはうれしくもなんともない」と。

確かに。

心身ともに健康で長生きしてください。