オリンピックも閉幕。次は、パラリンピック。パラリンピックも大きな事件・事故なく無事に終わって欲しいと心から願います。
平和の祭典も一段落し、忘れてはいけないのが、終戦記念日。
そして、今日は長崎に原爆が投下された日。
という流れから、主人と「今年はテレビで『火垂るの墓』やるのかなぁ?」という話題に。
「火垂るの墓」
言わずと知れた不朽の名作。
ただ、あの可愛らしい画に騙されて、何も知らずほんわか気分で見始めると、とんでもない心のダメージを受けてしまう恐ろしい作品。見終わった後の立ち直れなさといったら。
初めて観たのが、私がまだ小学生の頃。
「金曜ロードショー」で放送があって、3つ上の兄がそれをビデオに録画してました。
で、先に兄が視聴。私は自分が視聴する前に兄に「どうだった?」と何気なく感想を聞いたら、
「悲惨」の一言が返ってきました。
視聴し始めると・・・・
冒頭で、まずノックアウト。物語が進むにつれて、ずーっと眉間に皺をよせてたと思います。子供だったんで、どこかで希望の光みたいなのを物語に見出したかったのに、そんなもん微塵もなくて。
見終わった後の、後味の悪さに「見なきゃ、よかった」と。
でも、これが戦争の現実。日本人だったら、一度は見ておかないといけない作品のように思います。その後、大人になってから何回か見る機会があって感じたのが、子供の時に鬼にしか見えなかった西宮のおばさんにも同情の余地があるというか。時を経ると、見方も変わってくるんだなぁ。
子供たちも小学生。
いよいよ「火垂るの墓」を見せてもいいのではないかと主人と話になったものの、見せたら見せたで、子供の頃の私同様に落ち込むだろうなぁと。トラウマになりかねない。
ということで、「火垂るの墓」を見せるか否かは結論は出てません。
しかし、この映画が「となりのトトロ」と二本同時上映してたってのが、信じられない。
「トトロ観た後に、この映画はきついよね」と主人に話したら、
「逆だったら、みんなトトロ観る前に家に帰ってたと思うから、トトロの後が正解なんじゃないか」と。
「火垂るの墓」よりパンチの弱い、子供にも見せられる映画があれば、まずそこからかしら。