命を奪われた川崎の13歳の少年。。

我が長男と同い年。

まだあどけなく、幼さが残る笑顔。

加害者少年と関わりのあった人からの証言などで、少しずつ事件の全容が明らかになってきた。

肝心の加害者本人は黙秘を続けているようだけど。

この事件を知るにつれ、被害者少年の親はどうしていたんだとか、学校や警察や周りの大人たちは何をしていたんだとか、少年を助ける術はなかったのかと、あれやこれやと言われているけど。

この13歳の少年は加害者少年という大変やっかいな人物にひっかかってしまい、まずいことになったと心を痛めながらも、たくさんのものを守っていたように思う。

それは自分の家族や友人など。

自分の大切な人にまで危害が加わらないように、少年が一手にその被害を受け止めていたようにも思う。

住所がわかってしまうから家には帰れないとか、同級生には自分とは知り合いでないと言うようにしろと、自分と関わることで他に危害が加わることを回避していたらしい。

まだ13歳なのに、自分が一番苦しいのに、他者を思いやる心を持ち続けていた。

大変ハードで過酷な人生を選んだ、なんて崇高な魂の持ち主なんだろう。

何故少年がこんな人生のシナリオを自分で選んで生まれてきたのか。

彼の本当に伝えたかった思い。。

残された人たちがそれを汲み取って、今後の人生を歩んでいければ。。

人はこの世に生まれる目的や意味として、「人のためになりたい」と思って生まれてくるのだそう。

強いては「お母さんのため」。

まれに「お父さんのため」に生まれてくる子もいるそうだ。

お母さんやお父さんを助けたくて生まれてきて、それがやがて広く人のためにとつながっていくのだろう。

今は悲しみに打ちひしがれ、自分を責めているかもしれない少年のお母さん。

苦労してきたお母さんのことを、誰よりも愛し、心配しているのはきっとこの少年なんだろう。

そして今もこのお母さんの幸せを一番に願って、どこかで見守っているんだろうな。。