先日、都営地下鉄に乗っていたときのこと。

電車が次の停車駅に近づいてきた際の アナウンスが、こんな内容。

「この電車、予定より遅れていますので、お降りのお客様は、降りる準備をしてお待ちください。そしてお降りの際は、手際良く下りてください。スムーズな運行のご協力お願いします」

これを聞いて、なんか、おかしいんじゃないか? と違和感がむずむずしました。

地下鉄のサービス品質として、遅延なし、が大切なのはわかります。
でも、乗客の安全確保も、やっぱり 譲ってはいけないところではないでしょうか?

電車が動いている間に、席から立って降りる準備をしておけ、というのは、乗客の安全を考慮したお願いには、まったく、聞こえないです。

さらに、遅延が発生する見込みリスクを考慮せずに、ダイヤを組んでいたとしたら、それは、ダイヤの組み方に問題があって、乗客がその問題のせいで起こっている 品質低下を 改善するための協力をしなければならない、という構図が見えます。 

乗客は、サービスを受ける側であり、サービス提供側の都合で、そっちにサービスをする立場ではありません。 

ダイヤを守る、というルール設定を 何とか 守ろうとして、ステーキホルダーが全員協力して(貢献して) そのミッションをクリアする、というある意味、かなり、日本的な 構図になっている、お願いだなぁ、と感じました。

高品質な日本の鉄道システムとその運行状況は、他国から絶賛されるほどの几帳面さと正確さを誇ります。

それは、実は、乗客のふだんの行い(マナー)がスムーズな運行にすでにかなり貢献している、という実態があります。 それを、当然とし、さらに、今回のアナウンスは、サービス提供者からさらに強要するような、言い回しに聞こえてしまいました。 

どれだけ殿さま商売なんだ、公共機関。。。。