福島第一原発の事故は、想定外の災害が起こったから、という意味の解説がこれまで聞かれています。
じゃあ、その想定は、どの程度だったのでしょうか?
当該地域でこれまであった数回の大地震の規模程度に耐えられる、というレベルだったようです。 津波6m未満、マグニチュードで言うと7.何とか 程度で、海底何キロ、というところが 震源地、という(すみません、はっきりと思い出せません)想定だった、という報道を聞きました。
それじゃ、過去と同程度の地震、という想定が、妥当だったのか? という疑問がわきます。
今回の大震災では、原発のあったところでは津波13M以上、地震はマグニチュード9 という、有史以来世界第4位の規模だったそうです。確かに日本だけでみると、これは、これまで無かった規模感の地震です。
でも、世界でみると、これより大きな地震が3件、記録されているんですよね。
原子力発電という、一歩間違えれば、人類にとって長期にわたって負の遺産となるリスクがある施設を設置する上で、 最悪の事態を想定しての安全設計であるべき、ときっと関係者、地元住民をはじめ 全世界が信じているはずですよね。
そういう期待を踏まえてみると、過去の経験と同程度の災害を想定する、ということが最悪の場合を想定するということ、として意味があったのか、と 改めて 疑念を感じます。