おはようございます音譜

 

最近、雨が多く、なんとも不安定な天候です雨

朝目覚めた時、青空だと気持ちいいいですよね~。

なので、なんだか、体も気持ちもパリッといたしませんあせる

 

でも、久しぶりの読書感想をニコ

 

なぜだか、狩猟民族に惹かれる私。

当然の流れで、先住民族にも興味津々なワケですよ。

 

書店で表紙の写真に心射抜かれ、即購入DASH!





 

 

『ノモレ』 国分 拓

 

ペルー・アマゾンの奥地の村に住む

先住民イネ族の血を引く男性と

今も現存するという未知の先住民との接触を

記したノンフィクション。

 

イネ族には、100年前、白人による奴隷化から逃げた時に

生き別れた「ノモレ」(仲間)がいるという言い伝えがあった。

 

未知の先住民が、自分たちの「ノモレ」」ではないか?

 

 

 

先住民族との接触は、今からたった数年前。

現代社会に、存在が確認されていない先住民がいるなんて…。

 

現代人は、その人達とどのように接したら良いのか?

非常に悩ましい問題です。

 

一概に、文明化することが彼らにとって、幸せとは限らないし、

不用意に彼らと接触すると、

あらゆる感染症に免疫のない彼らは、絶滅の危機にさらされる。

 

なによりも、共通の言語を持たない、

彼らとのコミュニケーションが難しい。

 

さまざまな問題にぶち当たりながらも、

思いを巡らすのは、「生(せい)」への根源的な問いです。

 

仲間同士においても、最小限の言葉しか持たず、

ただ「生きる」ことが「生きる」目的である先住民の姿は、

究極的な人間の姿だと思えてきます。

 

現代人は、「生きる」ことに

あまりにも多くの面倒なものを抱え込んでいて、

だからこそ、悩みは尽きず、生きにくいのかも。

 

もっと、シンプルに生きて良いんじゃない?って

肩の力が抜ける感じもする、衝撃の1冊ですグッド!

 

 

この本、娘も息子も「読みたい!」と食いついてきましたが、

娘は、さすがにカバーを付けないと電車では読めないと(笑)