こんばんは![]()
最近スキーが絶好調![]()
決して上手くなったわけじゃなく![]()
天気にも雪にも恵まれてコンディションがグー
ということ。
スキーって自然が相手のスポーツなんで、
そこんとこが良いと、ホントに幸せ感じます![]()
体は確実の悲鳴を上げつつありますが、
明日もお友達と一緒に行く予定です。
さて、読書は大好きな作家さん。
でも久しぶりのしをんさんです。
『愛なき世界』 三浦 しをん
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洋食屋の「円服亭」で働く藤丸は、
厳しくも人情味ある師匠・円谷に毎日
怒鳴られながらも大好きな料理の世界に
身をひたす喜びを感じていた。
店によく来る気になる集団が。
彼らはT大学の生物科学研究室の面々であった。
植物を研究対象とするその世界は、
藤丸にとって未知の世界であったが、
植物への情熱が、自分の料理へのそれと共通するものを感じていた。
特に院生の本村に好意を抱いた藤丸は、
勇気を出して告白するも見事振られる。
「私は植物という愛なき世界にすべてを捧げる」と。
それぞれ研究への情熱の陰には
過去の辛い思い出、ライバルへの嫉妬心、
先の見えない実験への焦り、自信の喪失感、
ネガティブな思いを抱きつつも、
最終的には植物愛に助けられる若者たち。
愛なき世界にも愛が満ちてくる…。
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ブロ友Pさんがおススメしていただけあって、
実にしをんさんらしい、ステキな物語でした
愛なき世界なんてタイトルがついているから、
無機質で冷たい内容なのかと思ったら、
しをんさんらしい、心温まるお話で
一見、まったく畑違いの理系研究と料理の世界が
若者の情熱で絶妙に刺激し合い、リンクして、
共に成長する姿も実に微笑ましかったです!
昨今の大学における研究の分野では、
即産業に貢献する研究に予算とスポットライトが当てられがちで、基礎研究が軽視される傾向にあるようですが、
ノーベル賞を受賞する日本人は皆、基礎研究の分野ですよね。それだけ、のちにどのように化けるか分からない基礎研究は、本当に大切なものなんですね。
そんなことも、作品から強く伝わってきました。
正直、地味で非常に細かい実験についての描写は、高村薫さんの小説を彷彿させるほど気が遠くなりかけましたが(笑)
かなりマニアックな分野に興味を示すしをんさんらしいテーマ選び、とも言えます
若者たちのその後も見てみたい!
しをんさんには是非続編を描いていただきたい
心温まる物語でした

